プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

2020年5月の解決報告 不利益変更問題、未払い賃金問題などについて交渉していた埼玉県内で介護事業所を運営する社会福祉法人と和解、ほか

2020年5月の解決報告
・不利益変更問題、未払い賃金問題などについて交渉していた埼玉県内で介護事業所を運営する社会福祉法人と和解しました。引き続き、労働条件の維持向上に取り組んでいきます。

・解雇問題、未払い賃金問題について交渉していた静岡県内の介護事業所を運営する社会福祉法人と和解しました。不当労働行為問題を含む労使紛争全体を解決しました。

・ハラスメント問題などについて交渉していた飲食店を経営する大阪府内に本社がある会社と和解しました。ハラスメントの再発防止策を講じること、期間に定めのない雇用とすることも実現しました。

・神奈川県内の大学で新型コロナウイルス感染対策により、保育園の登園自粛要請によって休んだ日について有給の特別休暇とすることを実現しました。 事業主の都合で休業を命じられた日の賃金を正規職員には10割補償するにも関わらず、非常勤職員には6割しか払わないとしていた件についても、是正を求めたところ、非常勤職員にも賃金が全額補償されました。

・栃木県内に本社がある携帯電話関連企業で、新型コロナウイルス感染拡大防止対策により子どもの休校により仕事を休んだ日について、有給の特別休暇とすることを実現。会社都合の休業についても賃金が全額補償されました。


労働相談は 誰でも1人から加入できる労働組合
プレカリアートユニオン ★6月18日に新事務所に移転しました★
〒160-0004東京都新宿区四谷4-28-14パレ・ウルー5F
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TEL03-6273-0699 FAX03-4335-0971
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四谷の新事務所に移転しました(住所、電話番号が変わります)

1ヶ月半ほど田町の仮事務所に移っていましたが、本日、四谷の新事務所への引越が完了しました。最寄り駅は、丸ノ内線新宿御苑前駅四谷三丁目駅です。
住所、電話番号が変わります。お間違いないよう、お願いいたします。

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映画館で『アリ地獄天国』を見よう!横浜シネマリンなどで感染対策をして上映再開中

新型コロナウイルス感染拡大の影響で映画館での公開が中断されていた『アリ地獄天国』の上映が、大坂のシアターセブン、横浜のシネマリンで再開されています。

この作品は、アリさんマークの「引越社」と、私たちプレカリアートユニオンが、そして、当該組合員がどのように闘ったかに密着したドキュメンタリー作品です。

ドキュメンタリーであると同時に、ブラック企業とのたたかい方のマニュアルの役割も果たしている「見るだけで強くなる」映画。現代の労働環境に対し強烈な問題提起をする本作の終わり方は、必ずしも単純なハッピーエンドではありません。私たちにできなかったこと、残ってしまった問題等も赤裸々に描写しています。しかし、映画を見たひとりひとりに、私たちの闘いの記録を通じて理不尽な社会や職場と闘う「武器」を与えることができる作品となっていることは確かです。

 

『アリ地獄天国』上映情報(『アリ地獄天国』フェイスブックページより)

シアターセブン(大阪十三) 
6/1(月)~5(金)11:20
6/6(土)・7(日) 休映
追加上映 6/8(月)~12(金) 12:20

www.theater-seven.com

横浜シネマリン 
6/1(月)~6/5(金) 18:20
6/6(土)~6/12(金) 12:35-14:20
6/13(土)~6/19(金) 20:00-21:45  ★レイト割

<イベント>
★6/6(土)上映後
村上浩康監督(『東京干潟』『蟹の惑星』)×土屋監督トーク
★6/7(日)上映後
土屋監督舞台挨拶

cinemarine.co.jp

 

www.ari2591059.com

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労働相談は、誰でも1人から加入できる労働組合 プレカリアートユニオン
6月中旬まで使用する田町の仮事務所
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6月中旬以降移転する四谷の新事務所
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不利益変更問題、未払い賃金問題などについて交渉していた埼玉県内で介護事業所を運営する社会福祉法人と和解!

不利益変更問題、未払い賃金問題などについて交渉していた埼玉県内で介護事業所を運営する社会福祉法人と和解しました。引き続き、労働条件の維持向上に取り組んでいきます。

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労働組合は助け合う仲間の一員になる場。一時的に利用するところではありません

 この間、プレカリアートユニオンでは、新型コロナウイルス感染拡大によって、お子さんの保育園の登園自粛要請や小学校などの休校により、仕事を休まざるを得なかった日について、年次有給休暇とは別の有給の特別休暇とすることを団体交渉によって実現してきました。
 年次有給休暇がまだ発生していないシングルマザーの非正規雇用の労働者は、この解決がなければ、給料がゼロになるところでした。
 先日は、会社都合で休業を命じた日について、正社員には10割の休業補償をする一方、非常勤職員には6割しか払わない、という対応をしている大学と団交を行い、粘り強く説明と説得をし、主旨は理解し、検討するということにはなりました。

1人では弱い立場の労働者が団結権を行使する
 これらは、労働者個人の立場では実現しなかった要求や課題でした。なぜ、個々の労働者では実現できず、労働組合にはできるのか。雇う人と雇われる個々の労働者との間には、力関係でいえば圧倒的な差があるからです。どんなに有能な労働者でも、1人でできることには限界があります。皆さん、これまで働いてきた様々な職場で、実感してきたのではないでしょうか。
 私たちは、労働する代わりに給料を受け取らないと生活できない立場の労働者です。1人では力の弱い労働者が、まとまって、束になって雇い主にかかっていく、立ち向かう、相対するために団結権を行使して作るのが労働組合です。

自分さえよければ、は損
 労働者それぞれが、バラバラの状態で、個別に雇い主との関係しか作れていないとすると、お金を払う側が圧倒的に有利です。私たちが、1人ひとり、ばらばらな状態で「自分さえよければ」「自分だけは認めてもらって抜け駆けをしたい」という、「悪い競争」をすれば私たちは、よりいっそう不利になります(誇りをもてるいい仕事をしようという切磋琢磨することは尊敬すべきことだと思います)。これは、短期的には得をするように見えて、中長期的には損をします。自分の労働条件について決める決定権を、ハンドルを雇い主に預けてしまう、決めてもらう姿勢だからです。
 雇い主に自分の労働条件を一方的に決められるのではなく、労働条件を決めるプロセスに関わっていく、命や健康を守って働ける環境を作る、労働条件を維持向上する、そのためにみんなの力を合わせることで生まれる力を行使する、というのが労働組合の役割です。

「自分ファースト」な態度はそぐわない
 好きだから、友達だから仲間になるのではなく(組合に加入したのは信頼できる人がいたから、ということはよくあります)、労働者のモラルとして、そしてそうするのが合理的だから、自分さえよければという「悪い競争」はしないで、助け合うところが労働組合です。好き嫌いで助け合うかどうか決めるところでは、本来はありません。
 労働組合は、お客さんとしてサービスの提供を受けるところではない、ということは、前回お伝えした通りです。しかし、自分のことで頭がいっぱいになってしまったり、不安定な労働や生活をしてきたこと、職場で嫌がらせをされたことなど、様々な事情で、精神的に不安定であったり、コミュニケーションに困難を抱えていたり、利己的であったり、同僚や経営者への恨みが強く他罰的な考え方に傾きがちな方もいます。

いわゆる「困難な人」も仲間に
 例えば、自分が職場でパワハラをされたのに自分の味方にならなかった同僚に仕返しをしたい(それは自分を見下していることだから、あのような同僚が自分を見下すなど許せない、プライドが傷つけられた、というその人自身の差別心が見て取れました)という人、管理職からとられた態度が気に入らないので、管理職個人に恨みを晴らしたいとして、組合の名前でその管理職個人の振る舞いに対する抗議文を連発しようとした人、会社側も問題解決をしようという姿勢を見せて和解協議をしている最中に、法外な解決金額に固執して、「街宣をすれば解決金が増額する」から街宣をしろと、まるで嫌がらせをして要求を実現しようとするかのように言い張る人も、実際にいました。
 これらの振る舞いに対しては、交渉をともに担当する組合役員は、そう言いたくなるくらい傷ついていることは否定せず、しかし、労働組合の目的と、やっていいこと、いけないこと、できること、できないことを伝え、場合によっては毅然と対応します。労働組合は、「事件屋」ではありません。その結果、自分の思うように動いてくれなかった、自分を認めてくれなかったと組合を逆恨みする人もなかにはいます。
 また、生育環境や就労環境により自己肯定感が低かったり(その表裏の問題として過剰にその人の尺度による「能力主義的」な要求をしたり)、承認欲求が強かったりして、自分を自分の思うように認めてほしい思うだけでなく、そうならないことによって組合や役員を逆恨みをする人もいます。他の対人援助の場でよく見られるとも聞きますが、それまで、認められたという感覚を持てずにきたために、組合という場では認めてほしいという思いのバランスがとれずに、恨みや攻撃に転化しているように見える人もいます。
 また、もともとの精神的な困難から、現実の受け止め方が著しくゆがんでしまい、その人の頭のなかにだけある現実を公言し続けて組合を非難したり、自分を認めてくれなかった組合関係者を否定したいという思いが強いあまり、事実に反する誹謗中傷を発信し続けているうちに、その人自身が作り出した、その人にとっての都合のよい現実を信じ込もうとする人も、なかにはいます。
 交渉を担当する役員や専従は、「困難な人」には、組合員の課題か自分の課題か、という課題の切り分けを行ったり、複数で見守りながら対応するなどしています。また、信頼関係を築いたまま、交渉が継続できるかどうかを確かめて、困難である場合には、話し合って交渉を取り下げることもあります。対応できるキャパシティを超えていないかを確認し、担い手を育て、不安定な労働や生活を強いられる仲間を受け入れるからといって、運営を不安定にしない運営の工夫も行っています。
 一方で「困難な人」を単に門前払いする、労働組合ゲーテッドコミュニティにしてしまうと、助け合いの組織である労働組合としては本末転倒、ということになってしまいます。「困難な人」も多くは、労働組合で自らの職場の問題解決を通じて、仲間を信頼するということを思い出したり、自信を得たり、昔であれば職場で身につけたコミュニケーションの機微を身につけたりしています。
 この間、労務管理が個別の評価による個人処遇化されたことで、労働組合として団結しづらくなったという指摘がされます。個人加盟の労働組合の運営についても、不安定な労働者をとりまくあらゆる状況が、個人加盟の労働組合の運営に影響を及ぼしているともいえます(当然といえば当然ですが)。

自分の利益のためだけではない
 一方、労働組合の主旨を理解しないまま、「自分さえよければ」と、自分のことにしか関心を持たず、一時的に労働組合を利用して、自分の直近の問題が解決したらすぐに組合をやめようと思っている人もなかにはいます。加入の段階で、脱退すること自体は自由ですが、労働組合を費用の安い弁護士のつもりで一時的に利用するなら、労働組合の主旨には合わないので、最初からそのつもりなら、別の方法をとってください、助け合う仲間の一員になって、自分も自分より弱い人、困っている人を助けたり、みんなで身を守り合って力を行使できる労働組合の維持にできる範囲で(ノルマがあるわけではありません)何らかの貢献をするつもりで加入されるなら大歓迎です、とよくよくご説明しています。
 お金を払ってサービスの提供を受けることに慣れすぎて、互助の精神によって自立的に助け合う、助け合って要求を実現するために合理的に行動する、という関係や行動が想像できない、受け入れたくない人もいるようです。
 私たちが取り組んでいるのは、個別の労働問題の解決の単なる代行ではなく、労働運動です。先人たちが、比喩ではなく実際に命がけで実現しようとし、次の世代に託してきたバトンを受け継いで、次の世代に渡す取り組みです。残業代を取り戻す取り組みにしても、自分の利益のためだけでなく、みんなのためでもあることだからやる、と思えるなら、そう思えるやり方でやれるなら、そんなあなたを歓迎します。そんな取り組みを一つずつ一緒に作って、ともに力を高めていきましょう。
 清水直子(執行委員長)

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【動画公開】労働組合で話してみた①「心の性について」、②「恋愛って当たり前?」、③「同僚から、これからは女性として働きたいと相談されたら」

youtu.be労働組合で話してみた①「心の性について」(プレカリアートユニオンはセクシュアルマイノリティLGBT労働相談に取り組んでいます)

 

youtu.be労働組合で話してみた②「恋愛って当たり前?」(プレカリアートユニオンはセクシュアルマイノリティLGBT労働相談に取り組んでいます)

 

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労働組合で話してみた③「同僚から、これからは女性として働きたいと相談されたら」(プレカリアートユニオンはセクシュアルマイノリティLGBT労働相談に取り組んでいます)

 

セクシュアルマイノリティLGBT労働相談対応中!
誰でも1人から加入できる労働組合プレカリアートユニオンは、セクシュアルマイノリティLGBT労働相談に取り組んでいます。当事者が労働組合、社内研修のサポートも行います。  
こんなことで困っていませんか?
健康診断や服装などについて、入社時に申告した性と別の性での対応を求めたい。 セクシュアリティに関わる噂をされて職場に居づらい。 「結婚しないの?」など、職場で過度にプライベートに立ち入られて悩んでいる。 性別移行を理由に不当に解雇された。 更衣室やトイレが利用しづらい。 見た目の性と異性愛を前提にして、職場のつきあいとして風俗店に連れて行かれる。 セクシュアルマイノリティに対する差別的な言動に悩んでいる。 職場でセクシュアルマイノリティに関する理解を広げたい。
労働組合なら、相談だけでなく、解決に向けて、一緒に動くことができます! 誰でも一人でも加入できる労働組合プレカリアートユニオンにご相談ください。 info@precariat-union.or.jp ※会社のPCからは相談メールを送らないでください TEL03-6273-0699 FAX03-4335-0971
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