ビルメンテナンス会社のB支部
会社売却凍結! 後継者の育成に協力することで一致
主力事業に携わる労働者の8割が加入した企業内組合の結成から一年半、プレカリアートユニオンと組織統合をして支部となってから半年。団体交渉で、有期雇用の無期転換、一方的に切り下げられた賃金の回復、労働協約などを勝ち取ってきました。
今年になって、会社側から、売却ではなく身内を後継者とする提案が出ました。組合はこれを歓迎し、後継者の育成に協力していくことを確約。会社は売却を一年間凍結し、もし後継者が就任せず再び売却問題が浮上した際は組合員を優先的に雇用するなどの労働協約を締結し、2月上旬の団交で調印式を行いました。会長と支部長とが握手をし当面の交渉は、一段落した状況です。
しかし、この後も会社の動向から目を離せません。今できることは、問題をできるだけ組合員全員で共有し、意思疎通をはかり、次なるアクションへの地盤固めをすることではないでしょうか。
■組合員(ビルメンテナンスB支部役員)