プレカリアートユニオンブログ

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田口運送グループユニオンコラム「ちょっと聞いてよ」その25「所変われば、話変わる??」

 先日、こんな話がありました。その方を仮にIさんとします。Iさんの会社には、労働組合がなく、Iさんも労働組合に理解がなくとても労働組合を嫌っていました。
 しかし、突然Iさんの会社に少数派の組合ができたのですが、Iさんは、組合を理解なく嫌っていたため、加入するどころか、会社側に言われるがまま組合の破壊工作を手伝い、「組合に入ると残業ができなくなるから、お前ら稼げないぞ」とか、「今の会社を辞めて、他の会社に入るときに、組合員だとわかってしまい人生台無しになるぞ」、「組合に入ると2回目の仕事がなくなり、給料は基本給になるぞ」、「〇〇の仕事がなくなっただろ、あれは組合のせいなんだよ。荷主に組合ができたのがバレたらしいよ」などと、組合に加入させないように、話をでっち上げて、仲間の不安をあおり組合加入を阻止することをしていたのです。
 ですが、個人的な事情によりIさんは、その会社を退社するようになり、同業他社に移りました。そこで、とんでもないことが起きたのです。その、会社には労働組合があり働いていく上で組合加入が絶対の条件(ユニオン・ショップ)である企業でした。
 人生とは、数奇なものですねぇ。そこで、このIさんは昔勤めていた会社の同僚に偶然会うと、いきなり「いやぁ、○○さん。労働組合には、入らないとだめですよ」とか、「組合に入らないと、給料や待遇なんか一切変わりませんよ。会社は、変える必要ありませんから」、「組合にいる人に、今の労働条件のことをよく聞いてみたほうがいいよ。何がおかしいのかわかるから」、「俺も組合に入っておけばよかったよ。全然、聞いている話と違うよ」と今までの発言を取消して、労働組合がいかに大事なものなのか、このタイミングで理解できたのでした。めでたしめでたし。。。
 ではなく、物事を理解するには、両者の話をよく聞き、よく自分で判断した方がいいですよねぇ。一方の話を聞いて、そのことを受け売りで人に話してしまった場合、そのことが間違えていたらどうしますか? よく考えてみましょう。
 第2・第3のIさんはあなたのそばにいます。

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