プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

鵬紙業2017年春闘報告その2

 5月9日、第2回目の春闘交渉が行われました。賃上げについては、前回同様アップ無しで、その理由が示されました。社歴及び現在の賃金を勘案してのアップ額だそうです。しかしながら、他の従業員への聞き取り調査をしたところ、組合員差別としか思えない結果でした。
もしも組合員差別が本当であるとするならば、由々しき事態で、差別を行った本人或いは団体には、今後、然るべき断固たる姿勢で対応する所存です。
 週休二日制についても再度の要求をし、会社側に検討事項として持ち帰らせました。今後とも粘り強く今年度、或いは来年度の実現に向け交渉していきます
 交渉内容とは別に触れておきたいことがあります。出勤時間についてです。営業からの要請もあり、あるお客様の都合にあわせるため、6時から6時30分の間で出勤し、8時前後の納品をすることとなり、組合員がその役目を担っておりました。しかし会社側の事情で1時間遅れとなり、その対応が困難になり、その結果予想通り注文は激減しました。この事態を憂い、出勤時間を以前に戻すよう打診をしましたが、第1回目の春闘交渉でも発言があったのですが、当社として特別の対応をする気はないし、その価値に値しないとのことでした。
 しかし会社側は今年に入り売り上げが芳しくないのか、舌の根も渇かないうちに、1トン車をわざわざ仕立て、7時に出勤させ、対応を図るようにしました。1トンを越える注文がきた場合は、朝必要な物だけ1トン車で対応し、残りは後便の車両で対応するという無駄なことをやっております。それもこれも会社側の組合員に対する嫌悪感から生じていることと思われます。
 人間である以上、色々な感情を抱くのは当然なのですが、こと、ビジネスの判断においては私的な好き嫌いという感情に左右をされてはならないものだと思います。判断を下す者は頭を冷やし、感情に捕らわれることなく、何が会社の利益に叶うのか冷静に熟慮する必要があると考えます。感情が的確な判断を下すことを曇らせているとするならば、判断をくだす資格はないと思います。

残業代請求、弁償金問題、解雇、パワハラ・セクハラなど
労働相談は、誰でも1人から加入できる労働組合
プレカリアートユニオン
〒151-0053 東京都渋谷区代々木4-29-4西新宿ミノシマビル2F
TEL03-6276-1024 FAX03-5371-5172
info@precariat-union.or.jp ※会社のPCからは相談メールを送らないでください
http://d.hatena.ne.jp/kumonoami/ http://www.precariat-union.or.jp/