プレカリアートユニオンブログ

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イオンディライトセキュリティユニオン結成!労働から解放されていない仮眠時間は労働時間の判決が出ました。会社は仮眠時間の未払い賃金の一部のみを支払って早期に幕引きしようとしています。賃金を全額請求しよう

【仮眠時間は労働時間。賃金を全額払うよう完全勝訴判決が出されました。しかし会社は、企業内組合と話をして仮眠時間の未払い賃金の一部のみを支払って早期に幕引きしようとしています】

本日、イオンディライトセキュリティユニオン(プレカリアートユニオンイオンディライトセキュリティ支部/中村孝支部長)を結成しました。

イオンディライトセキュリティ株式会社は、イオンのグループ会社であるイオンディライト株式会社の100%出資子会社の警備会社で、主に、イオン店舗などの警備を行っています。イオンディライトセキュリティでは、朝9時から翌朝9時までの勤務の後、いったん帰宅して、同日の18時から翌朝6時までの勤務をこなした上で(しかもその日は休日扱い)、翌朝から勤務するといった長時間過重労働が常態化しています。社内で、36(さぶろく)、48(よんぱち)と呼ばれる、36時間、48時間の連続勤務も珍しくなく、過労死ラインを大幅に超える時間外労働を強いられてきました。

夜勤の場合、4時間程度の仮眠時間が設定され、その間は無給とされますが、労働から完全に解放されることはなく、火災発報、侵入発報、冷ケース発報(冷凍食品のケースがマイナス15度以上になったときにセンサーが反応して発報するが、多くは霜取りのための温度上昇に反応していた)に頻繁に対応しています。

このような警備員の労働条件を改善するため、このたびイオンディライトセキュリティユニオンの支部長となった中村孝が原告となり、仮眠時間の不払い問題について、2015年7月、千葉地方裁判所に未払い賃金請求訴訟を提起。2017年5月に付加金のついた支払いを命じる完全勝訴判決が出され、会社は判決に従って未払い賃金を支払いました。
http://www.asahi.com/articles/ASK5K4J0HK5KUDCB00J.html
「仮眠も労働時間」イオン関連会社に残業代支払い命令
朝日新聞 2017年5月17日19時54分

https://www.youtube.com/watch?v=jqfJxOTji3U

この判決以後、会社は仮眠時間の不払い問題について企業内組合と話をして、仮眠時間の未払い賃金の一部のみを支払って早期に幕引きしようとしています。この会社の対応に納得いかない警備員たちが次々裁判に立ち上がっています。

会社は、残業代を全額払ったらつぶれるといった説明をしていますが、親会社のイオンディライトグループには十分支払い能力があります。警備事業についても営業を担当しているのは、親会社であるイオンディライトです。実際の警備業務は、子会社のイオンディライトセキュリティが担当しています。しかし、実際の警備業務に従事しているイオンディライトセキュリティの利益が削られているのです。売り上げの適正な配分が行われれば、未払い賃金もスムーズに解決できる上、現在のように最低賃金を割り込むような(うるう年だった2016年の月平均所定労働時間は172時間。P1職などの基本給16万円÷172時間=930.23で2016年10月以降の東京都の最低賃金である932円を下回る)低賃金も改善できるはずです。イオングループの企業の正社員が、最低賃金以下、家族構成によっては最低生活費をも下回る賃金しか得られない。こんな実態を放置してよいのでしょうか。

親会社であるイオンディライトとの売り上げの配分を適正にするよう交渉し、極端な低賃金を改善し、働きがいのある職場環境を実現しましょう。2020年の東京オリンピックの開催に向けて、このような労働環境、待遇で、本当に警備対処の安心・安全が守られるのでしょうか。イオンディライトセキュリティで働くみなさん、仮眠時間を無給とされている警備業界で働くみなさん、警備業界の待遇改善のために立ち上がりましょう。

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