プレカリアートユニオンブログ

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労働から解放されない仮眠時間は労働時間として賃金支払いを命じる判決が出ました!残業代・未払賃金を全額請求しよう

労働から解放されない仮眠時間は労働時間として賃金支払いを命じる判決が出ました!
原告が支部長となりイオンディライトセキュリティユニオンを結成。
会社は仮眠時間の未払賃金の一部のみを支払って早期に幕引きしようとしています。残業代・未払賃金を全額請求しよう

イオンディライトセキュリティユニオン(プレカリアートユニオンイオンディライトセキュリティ支部/中村孝支部長)を2017年8月27日、結成しました。イオンディライトセキュリティ株式会社では、夜勤の場合、4時間程度の仮眠時間が設定され、その間は無給とされますが、労働から完全に解放されることはなく、火災発報、侵入発報、冷ケース発報(冷凍食品のケースがマイナス15度以上になったときにセンサーが反応して発報するが、多くは霜取りのための温度上昇に反応していた)に対応していますし、対応するべく待機しています。このような警備員の労働条件を改善するため、このたびイオンディライトセキュリティユニオンの支部長となった中村孝が原告となり、仮眠時間の不払い問題について、2015年7月、千葉地方裁判所に未払い賃金請求訴訟を提起。2017年5月に付加金のついた支払いを命じる完全勝訴判決が出され、会社は判決に従って未払い賃金を支払いました。

この判決以後、会社は仮眠時間の不払い問題について企業内組合と話をして、仮眠時間の未払い賃金の一部のみを支払って早期に幕引きしようとしています。この会社の対応に納得いかない警備員たちが次々裁判に立ち上がっています。

会社は、残業代を全額払ったらつぶれるといった説明をしていますが、親会社のイオンディライトグループには十分支払い能力があります。警備事業についても営業を担当しているのは、親会社であるイオンディライトです。実際の警備業務は、子会社のイオンディライトセキュリティが担当しています。しかし、実際の警備業務に従事しているイオンディライトセキュリティの利益が削られているのです。売り上げの適正な配分が行われれば、未払い賃金もスムーズに解決できる上、現在のように最低賃金を割り込むような(うるう年だった2016年の月平均所定労働時間は172時間。P1職などの基本給16万円÷172時間=930.23で2016年10月以降の東京都の最低賃金である932円を下回る)低賃金も改善できるはずです。イオングループの企業の正社員が、最低賃金以下、家族構成によっては最低生活費をも下回る賃金しか得られない。こんな実態を放置してよいのでしょうか。親会社であるイオンディライトとの売り上げの配分を適正にするよう交渉し、極端な低賃金を改善し、働きがいのある職場環境を実現しましょう。2020年の東京オリンピックの開催に向けて、このような労働環境、待遇で、本当に警備対処の安心・安全が守られるのでしょうか。イオンディライトセキュリティで働くみなさん、仮眠時間を無給とされている警備業界で働くみなさん、警備業界の待遇改善のために立ち上がりましょう。

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