プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

イオングループの警備会社、イオンディライトセキュリティ(株)は、すでに出されている裁判所の判断に従って未払賃金を支払え!

イオングループの警備会社、イオンディライトセキュリティ(株)
休憩・仮眠時間の実態は労働時間 未払い残業代約1491万円(4名)請求集団訴訟提訴。裁判所の判断に従って未払賃金を支払ってください!

 イオンディライトセキュリティ株式会社(ADS)は、イオングループで、イオン店舗などの警備業務を担う警備会社です。同社では、誰でも1人から加入できる労働組合プレカリアートユニオンの「イオンディライトセキュリティ支部」に所属する中村孝さんが、未払い賃金請求訴訟(仮眠時間を労働時間とする判決確定)を千葉地方裁判所に提起し、すでに、裁判所の判断も出され、仮眠時間の実態は労働時間であることを証明しました。すると、会社は、2017年12月末までの未払い賃金の一部を解決金として支払い、早期の幕引きを図ろうとしました。

 2018年6月、プレカリアートユニオン組合員で、群馬高崎警備隊に所属する4人が、会社に対し、休憩・仮眠時間などの未払い賃金1491万9441円(4人分。付加金別)を請求し、高崎地方裁判所に提訴しました。代理人は、藤倉眞弁護士(群馬県前橋市。藤倉眞法律事務所)、鈴木智之弁護士(群馬県前橋市鈴木智之法律事務所)。

 イオン店舗の警備に従事する原告らは、午前8時から翌日午前8時までの24時間勤務、常時2名体制(4年前までは3人体制)、1人は従業員、搬入業者の出入管理で出入り口での対応が必要で、もう1人が開店・閉店業務、緊急発報対応、急病・不審者対応を行っており、24時間のうち7時間または8時間とされる仮眠時間・休憩時間中も対応を求められ、労働から完全に解放されているとはいえません。

 業界約9600社中18位のADSですらこの状態であり、警備業界の就労環境は、劣悪です。日本の要所を警備する60万人の民間警備員の待遇改善ができなければ、2020年の東京オリンピックの成功も危ぶまれます。プレカリアートユニオンは、イオンディライトセキュリティの労働条件改善に留まらず、この取り組みを警備業界全体の就労環境の向上につなげていくべく、この集団訴訟プレカリアートユニオンが運動として取り組みます。2017年12月末までの未払い賃金問題について解決金を受け取った従業員も、その後の未払い賃金を請求できますので、ぜひ裁判に参加してください。

※同社は2017年9月29日(金)、中央労働基準監督署及び三田労働基準監督署の両労基署から同時に、①最低賃金法違反、②月80時間超の(36協定の上限を超える違法な)過重労働、③残業代不払いのいずれの事実も両労基署が管轄する5現場より確認できたとして、是正勧告を受けました。ADSとしては、2015年年12月、江戸川労働基準監督署、2017年5月、船橋労働基準監督署に続く4回目の是正勧告でした。是正勧告の対象は文京区、中央区、港区に展開する5現場の従業員(正社員・嘱託社員)。

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