プレカリアートユニオンブログ

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「透明マスク」では感染対策にならない!都庁の警備も行う大手警備会社テイケイに対して警備員のマスク着用禁止に抗議し、新型コロナウイルス感染予防措置を求めて再度申し入れ

2020年4月3日
テイケイ株式会社
代表取締役社長 影山嘉昭 様

代理人
卓照綜合法律事務所
弁護士     斎藤 貴一 様
弁護士     深瀬 仁志 様
弁護士     玉巻 輝久 様
弁護士     三浦 隆司 様

プレカリアートユニオン
執行委員長 清水 直子
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新型コロナウイルス感染対策に関する要求書(追加)

 貴社は、施設内警備を行う従業員などに透明マスクを装着させるようになりましたが、これらのマスクには新型コロナウイルスなどのウイルスに対する感染拡大防止効果はありません。メーカーに問い合わせたところ「食品を扱うときに直接唾が飛ばないようにすることなどを目的とした物であり、感染予防のための効果は期待できない」との見解を得ています。
 貴社は「警備員にマスクはふさわしくない」とし、原則として内勤者を含めた従業員にマスクの着用を禁止していると聞きますが、警備業界大手の貴社には、市民の安全を守る責務があります。また、一企業として当然に従業員に対する安全配慮義務も有します。現状貴社の対応はこれらの責任・義務を放棄していると言わざるを得ません。
警備員及び内勤者に対し、新型コロナウイルスの拡大防止に資する、感染予防に有効なマスクを支給し着用させるよう求めます。
 また、毎週行われる勤務実績報告の際、貴社支社内には同じ室内に相当数の従業員が同時に出入りしています。その際の具体的な感染防止措置について、4月8日に予定されている団体交渉の席で、根拠を示し説明することを求めます。
以上

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