プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

動画公開・受動喫煙による咳、頭痛等の症状で休職した労働者を解雇したIT企業・百様に労働審判申立!

プレカリアートユニオンの組合員が、会社が適切な受動喫煙対策を取らなかったため休職し、復職できないまま解雇されたことについて、労働審判を申し立て、記者会見を行いました。代理人は、増田崇弁護士です。


https://www.bengo4.com/c_5/n_12009/
弁護士ドットコム 2020年11月17日 17時21分
職場の受動喫煙、対策せず…休職のまま退職「咳ひどい」IT企業社員、地位確認求める

 

プレスリリース
事務所室内で喫煙による受動喫煙により咳、頭痛等の症状で休職し、環境改善を求めていたが、相手方が対策を拒否したため、復職できずにいたところ、休職期間満了により退職扱いを受けたという事案で働審判を申し立て

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弁護士 増田崇
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日時:2020年11月17日(火)14時
場所:厚生労働記者クラブ
出席者:申立人、代理人の増田崇弁護士、申立人が加入するプレカリアートユニオン執行委員長・清水直子

第1 本件の概要
1 当事者
  勤務先  百様株式会社 港区東新橋2-18-3ルネパルティ汐留1103
       システム開発、ネットマーケティングコンサルティング
  申立人  30代・正社員 
2 本件の経緯
   平成29年2月に相手方に入社した。入社時禁煙のオフィスビルに入居していたが、申立人の入社後に相手方の本社は相手方代表者(喫煙者)の自宅を兼ねる現所在地に移転した。申立人が2019年7月に育休から復帰したところ、台所で喫煙する者がいるため、室内禁煙を申し入れたが改善されなかった。申立人は体調が悪化し、咳が止まらないなどの症状が出るようになり、同月22日に受動喫煙症であり、受動喫煙の状況が改善しない限り就労困難との診断を受け、診断書を提出した。相手方は室内禁煙、相手方本社以外での勤務(申立人は従前客先常駐で働いていたこともあった)、在宅勤務のいずれかを要請し、対策がされるまで休んだ。
  ところが、相手方は室内禁煙とすると業務効率が落ちる等の理由で対応を拒絶した。申立人は岡本光樹弁護士及びプレカリアートユニオンを通じて再三改善を申し入れたが、相手方は改善しないだけでなく、2020年2月には私病による休職であり休職期間満了であるとして自動退職を主張して事実上解雇した。相手方は、喫煙専用室を設けるとの発言もあったが、詳細を確認すると、厚生労働省が定める基準(壁扉で仕切られ、毎秒0.2メートル以上の気流があること)に沿ったものではなく、台所を喫煙スペースと指定したと開き直る状況であった。

第2 本件の意義

   既に受動喫煙対策は社会に広まってきているにもかかわらず(詳細は厚生労働省の通達「職場における受動喫煙防止のためのガイドライン」を参照)、労働者からの改善策の申し入れを無視する相手方は悪質である。また、受動喫煙対策をいまだに行われないことにより、退職等を余儀なくされたり、泣き寝入りを強いられている労働者にとって、本件で会社の責任が認められれば大きな福音となる事案であり、社会的重要性を有する。


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