プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

組合員の手記 オンラインゲームのアルバイト 茨城県内の営業所閉鎖で突然の解雇。加入当日に団体交渉申し入れ、1ヶ月でスピード解決

組合員の手記 オンラインゲームのアルバイト 茨城県内の営業所閉鎖で突然の解雇。加入当日に団体交渉申し入れ、1ヶ月でスピード解決

 私は、2018年の夏から茨城県内の営業所でオンライン○○○○ゲームの会社でアルバイトとして働いていました。派遣から始め、色々ありましたが下請け会社での勤務を経て、念願のクライアント側の会社での直雇用に辿り着いたのです。
 ベンチャー企業ゆえ不安定だとは聞いていましたが、職場環境には恵まれ、条件もかなり良く、なにより仕事がとても楽しかったので、このまま定年まで働きたいと願っていました。
 最初の数ヶ月は1ヶ月単位の契約で、4回ほど更新しましたが、その後は契約書を交わす事なく2年が経とうとした2021年8月27日、突然の解雇予告が当営業所スタッフほぼ全員にメールで送られてきたのです。
 内容はコロナの影響等による事業見直しのため、当営業所を9月30日をもって閉鎖するとのことでした。責任者から直接の説明もない一方的な解雇で、再就職支援として特別有給が3日付与されただけで契約満了という、とても納得のできる内容ではありませんでした。
 急な解雇でとても困った私は、プレカリアートユニオンの存在を知っていたので知人の組合員にすぐ相談し組合とつないでもらいました。今回ばかりは、自分ではどうしようもないと考えたからです。
 こういった解雇の案件では対応のスピードが大事だと聞いていましたが実際にその通りで、加入し相談した9月17日その日のうちに会社に団交申し入れを作成しました。
 初回は、10月7日、解雇の撤回を求める団交が始まり、(委員長の)清水さんと(書記長の)稲葉さんの契約書の不備を指摘する先制攻撃がもの凄い勢いで相手弁護士を黙らせ、涙目にまでさせていました。(※本人の感想です)
 その後、私が○○○○の仕事をこよなく愛していたこと、職場が本当に大好きだった事、突然の失業でこの先の生活が不安でいっぱいな事を全て伝えると、会社側から金銭での解決を打診されました。
 2回目の団交は、10月19日に行われ、和解金額の交渉になりましたが、会社側は組合の説得に応じ、わりとすんなりこちらの要求に応じてくれました。
 同僚の多くはこれまでの福利厚生等に満足していたとし、解雇を受け入れていたようです。それとは逆に10人くらいで集まって他の組合で保証金の交渉をする、と言う人もいました。私も誘われましたが、それは断りプレカリアートユニオンに加入し、こうして1ヶ月という早さで解決にいたったのです。
 因みに10人組の方はその時点でまだ何も進んでいないようでした。
 プレカリアートユニオンのこれまでの実績がスピード解決につながったのだと思います。
 T(組合員)

 

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