会員向け車両サービスなどを提供する日本ロードサービス（株）のコールセンターで働く皆さん、残業代を取り戻そう！長時間過重労働を改善しよう！うつで倒れた仲間への安全配慮を求めたリーダーの不当配転を撤回させよう！

会員向け車両サービスなどを提供する日本ロードサービス（株）（有泉丈代表取締役）
東京都足立区千住１丁目４番１号東京芸術センター４階
コールセンターで働く皆さん　残業代を取り戻そう！　長時間過重労働を改善しよう！
うつで倒れた仲間への安全配慮を求めたリーダーの不当配転を撤回させよう！

　会員向け車両サービスなどを提供する日本ロードサービス（株）（有泉丈代表取締役／東京都足立区千住１丁目４番１号東京芸術センター４階）のコールセンターでは、長時間過重労働が常態化しています。２０１９年１０月にＳＶ候補として入社し、会員の生活の困りごとの相談（トイレが詰まった、給湯器が壊れたなど）を担当するオペレーターとして勤務し、その後、オペレーターの電話対応の教育を担当、２０２１年５月頃から、オペレーターのリーダーとなったＡさんが、会社にうつで倒れた仲間への安全配慮を求めたことをきっかけに、追い出し部屋への不当配転を命じられました。
■過労死ラインを超える時間外労働
　Ａさん自身も９時から２１時まで、労働から完全に解放される休憩が取得できないまま働き、１日の労働時間は概ね１２時間、過労死ラインを超える時間外労働を強いられていました。職場では、月１００時間を超える時間外労働に従事したり、うつを発症する人もいました。そのため、Ａさんは、２０２１年１１月、センター長に、うつで休職し復職したにも関わらず長時間労働に従事させられている仲間への配慮が必要ではないでしょうかと、穏当に求めました。すると本部長に確認したとしてセンター長から、「本人も就業意思があり、大丈夫とのことなのでそのまま対応するように」と回答がありました。しかし、会社が大丈夫だとした仲間からは、「昨日、体調不良で眠れなかった。お休みさせてほしい」と泣きながら電話がありました。そのため、Ａさんは、本部長に、改めて仲間の体調不良について報告をしました。すると本部長から呼び出され、怒鳴られ、叱責され、その後、取締役から６時間あまりも不当配転に応じるよう話をされました。
■コールセンター業務から出張を伴う営業に
　会社は、２０２１年１２月から、Ａさんを協力会社のライフネットワーク本社内で、出張を含む営業をするよう命じました。Ａさんの契約業務は、「コールセンター業務」であり、出張を含む営業は、「コールセンター業務」ではありません。その後Ａさんは、水道業者の新規顧客を開拓をするためであるとして、インターネットで水道業者を検索し、水道業者の社名、住所、電話番号をデータ化していますが、誰に報告や共有をするかといった仕事の指示はされず、パワーハラスメントである過小な業務を命じられています。これは、長時間過重労働によって体調に影響が出ている同僚に安全配慮をするよう求めたことへの意趣返しである、追い出し部屋と言わざるを得ません。
■１ヶ月の休職から職場復帰、団交開催へ
　２０２１年１２月中旬、Ａさんは有泉社長から六本木オフィスに呼び出され、「本部長には指導した。反省の色はあるので彼にはこのまま同じ現場で働いてもらう。ただＡさんには異動を命ずる。会社を存続していく上で重大な決断である。このままＡさんを異動させなけてばコールセンターは潰れてしまう。社員に聞き取りをした結果である」と発言しました。さらに不当な配置転換を命じたことに伴い、「第二オペレーションセンターのリーダーの任を解く為」として「役職手当５０００円」を支給しないという不利益変更を強行しました。
　長時間過重労働と会社経営陣からのハラスメントを受けてＡさんは、２０２２年１月２５日以降、メンタルクリニックで「不安障害」「１ヶ月の休職が必要」と診断され１ヶ月間、休職せざるをえませんでした。Ａさんは、長時間過重労働が蔓延する職場を変えるため、誰でも１人から加入できる労働組合、プレカリアートユニオンに加入し、２月２８日から復職し、会社に対して、「追い出し部屋」から元の職場へ戻すこと、パワーハラスメントの再発防止、復職後の就労環境整備、未払い賃金の支払いなどを求めて、団体交渉を開始しました。
　日本ロードサービス（株）のコールセンターで働く皆さん、長時間過重労働を改善しましょう。うつで倒れた仲間への安全配慮を求めたリーダーの不当配転を撤回させましょう。そして、本来、皆さん自身に払われるべき、未払いの残業代を取り戻しましょう！