【組合員の手記/解決報告】体調不良で派遣会社から契約期間途中の解雇通告。解雇なのに自己都合の退職届にサインを求められ、プレカリアートユニオンで交渉し、よい条件で和解

組合員の手記
体調不良で派遣会社から契約期間途中の解雇通告
解雇なのに自己都合の退職届にサインを求められ
プレカリアートユニオンで交渉し、よい条件で和解

　私が、労働組合のプレカリアートユニオンに入ったきっかけは、所属していた会社からの突然の解雇通知でした。私は、２０２１年９月から所属していた会社へ入社し、別の会社に派遣されるかたちで働いていました。
■解雇なのに自己都合退職促され
　入社して８カ月が過ぎた頃、帯状疱疹にかかり、痛みで歩行が難しくなる時や薬の影響で眠気に悩まされる日々が始まります。それでもなんとか仕事を続けていましたが、２０２２年１１月に大きなミスをしてしまいました。ミスした直後の現場では次から気を付けるよう指示されましたが、所属している派遣会社から、「大きなミスと今までの体調不良などの理由により現場から本日で契約を終了する旨の連絡がありました」と、２０２３年１月まで契約期間が残っているにもかかわらず、その日の終業後に電話で突然の解雇通知を受けます。
　解雇をされたのに、なぜか、翌日、次の派遣先が見つからないから、として、２０２２年１２月末で退職するよう伝えられました。
■いい解決ができ療養しながら転職活動中
　その後、自己都合退職を促す書類が届いた時に、友人の紹介でプレカリアートユニオンと出会い、次の仕事を探すのに困らない補償を得て和解をすることができました。
　突然の解雇通知で呆然として何をすればよいかわからないなかで、書記長の稲葉さんに今回の解雇が法的に不当であることを教えてもらいました。そして組合の一員として、所属していた会社と団体交渉した結果、組合の皆様の助力により、私にとってよい条件で和解、解決することができました。
　そのおかげで、現在は療養しながら安心して転職活動を行えております。
　清水委員長、稲葉書記長、郡山さん、佐竹さん、お力添えいただきありがとうございました。
Ｔ（組合員）