プレカリアートユニオンブログ

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春は固定費見直しのチャンス!【いなばの生活力向上計画 第12回】

いなばの生活力向上計画 第12回

春は固定費見直しのチャンス!


 毎月生活に役立つ知識をお伝えするこのコーナー、今回は固定費の見直しについてです。固定費の見直しは家計設計のはじめの一歩、とはいえ、なかなか踏み出しにくいものでもあります。物価が上昇する昨今、変動費である食費の切り詰めにも限界はありまた、無理に切り詰めることで健康にも影響が出てしまいかねません。新しいことを始める春ということで思い切ってライフスタイルを変えてみるのも一手です。

■固定費を減らすことで節約の「仕組み」ができる
 主な固定費は以下の4つです。住居にかかる費用、光熱費、通信費、保険料。これに車を持っている人は車の維持費がかかります。多くの場合住居費が最も大きなウエイトを占めます。これら固定費は毎月概ね決まって出ていくお金のことと考えて貰えればと思います。ですので、習い事などの月謝も固定費として考えることも出来ます。固定費に対して毎月の出費が不規則な食費、遊興費などが変動費と呼ばれます。変動費を急激に減らしても無理があるばかりではなく、そもそも出費が変動的なのでコントロールが非常にしにくいものです(これまでに紹介してきた、明らかな無駄遣い防止などを除きます)。固定費をしっかり見直し減額が出来たならば、節約の「仕組み」ができ上がるため家計をコントロールしやすくなります。

■住居費の見直し方
 具体的に、1人暮らしならば、家賃の安い部屋に引っ越すことが有効です。その際住環境のうち絶対に譲れないポイントだけを押さえ他を妥協することで安い賃料の部屋を選ぶことが出来ると思います。ただし、「引越貧乏」という言葉もあるようにあまりに頻繁に引っ越すようだと却って不経済なので気を付けましょう。住宅ローンがある場合、借り換えなども有効な手段です。特に労働組合に入っているならば労金に借り換えをすることで金利が安くなることもあります。また、繰り上げ返済をして毎月の返済額を減らすという手もあります。

■光熱費、通信費、保険料の見直し方
 他にも、光熱費はガスと電気でまとめて安くなりはしないか、また(特に電気代で)自分の使用実態とそぐわない契約になっていないかなどの契約内容の見直しも大切です。通信費に関しては格安SIMへの乗り換えなども有効です。そして、実際に話を聞いて1番無駄を多く感じるのが保険料です。具体的に、どのくらいの確率で起きる、どのようなときのための、どの程度の出費をカバーするための保険なのかをシビアに吟味した上で冷静・合理的に本当に必要かを判断する必要がありますが、これができていないケースが本当に多い。保険商品の販売は漠然とした不安を抱かせその解決策が保険商品であるかのように行われがちです。皆さんもぜひ見直しをお勧めします。
 春は新しいことを始めるのにぴったりの季節。皆さんもこの機会に固定費をぜひ見直しましょう。
 稲葉一良(書記長)

 

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