田口運送（株）田口貴之代表取締役は茨城県阿見営業所の配車係に対するドライバーによるパワハラ問題を解決しろ！

田口運送（株）
田口貴之代表取締役は
茨城県阿見営業所の配車係に対する
ドライバーによる
パワハラ問題を解決しろ！
都流通商会（株）
荒井保代表取締役は
会社の都合で勝手に消化した
年次有給休暇を返せ！

　誰でも１人でも加入できる労働組合、プレカリアートユニオンは、長年、運送会社の田口運送（株）とグループ会社の都流通商会（株）の労働条件の維持向上に取り組み、未払い残業代の支払い、大幅な賃上げなどを実現しています。現在、田口運送（株）に対しては、茨城県・阿見営業所で、ドライバーからのハラスメント被害に遭い休職中の配車係の補償とハラスメントの再発防止、復職に向けた条件整備などを求めています。
　２０２３年１０月に田口運送（株）の阿見営業所に入所した配車係のＡさんは、トラックドライバーのＴ氏から繰り返し、罵声や恫喝、嫌がらせを受けました。その結果、２０２４年３月頃から不眠などの症状が徐々に現れるようになりました。何とか勤務を続けていたものの２０２４年５月に直接受けた恫喝で心身ともに限界となり、強い動悸や頻脈が出現して５月末に医療機関を受診し、現在も休職を余儀なくされています。
　ドライバーのＴ氏は、配車係のＡさんの配送連絡の内容ややり方が気にくわないと難癖をつけ、事務所に長時間の電話でクレームを繰り返した上で、直接Ａさんを恫喝するなどのパワーハラスメントを繰り返しました。Ｔ氏によるクレームは、Ａさんとの間に入って対応してくれた阿見営業所の前所長であるＳ氏が体調を崩して退職（２０２４年２月）するほど、酷いものでした。
　配車係のＡさんがドライバーのＴ氏から受けたパワーハラスメントについては、Ａさんは、田口運送（株）に対して繰り返し対応を求めてきましたが、本社のＳ人事部長から「様子を見る」と言われてしまうなど、現在に至るまで、十分な対策は取られていません。配車係のＡさんは休職に入る前も休職に入った後も、繰り返しＴ氏の異動（配置転換）を求めてきました。阿見営業所は小さな営業所であり、同じ営業所に所属している限り、Ｔ氏との接触を避けることは不可能だからです。しかし、田口運送（株）側は今に至るまで、「他の営業所でＴ氏を受け入れることは困難である」などと説明し、Ｔ氏の異動に応じていません。
　このままでは、配車係のＡさんは安心して復職できません。
　また、グループ会社の都流通商会（株）では、会社がドライバーである組合員の年次有給休暇を本人の了解を得ずに、勝手に消化させてしまうという、年次有給休暇の時季指定権の侵害が問題になっています。
　関係者の皆様、物流の根幹を支える運送会社のパワハラ問題、年次有給休暇の時季指定権侵害の問題に関心を持っていただき、１日も早い紛争の解決のために、ご協力くださいますよう、お願い申し上げます。