プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

最低賃金ギリギリの正社員から──働く女のブルースと賃上げの物語

 プレカリアートユニオンには、音楽やアートの現場で活動しながら働く組合員が多くいます。
 シンガーソングライターのババカヲルコさんも、その一人です。

 彼女は自宅近くの給湯器修理会社で、正社員の営業事務として働いていました。面接で社長から「ご主人がいるなら家計を補助する程度ですよね」と念を押され、嫌な予感がしつつも入社。しかし、その予感は的中します。

 営業は男性、事務は女性ときっちり分かれ、営業職にはインセンティブがある一方、女性事務職の給料は正社員でもほぼ最低賃金。独自に営業的な仕事をして成果を上げても、評価も追加の報酬もありません。トイレ掃除は女性だけの仕事とされ、男性社員からは挨拶も返されない。典型的な性別役割分業と女性差別の職場でした。

 「給料が安すぎる。ちゃんと交渉してみたい」。
 そう思って相談に来た彼女は、プレカリアートユニオンに加入し、春闘で賃上げを要求。職場で一人きりの組合員でありながら、「応じなければ抗議行動も辞さない」という姿勢で粘り強く交渉し、2年間で約1万7,000円の賃上げを勝ち取りました。

 その結果、ハラスメント研修が行われ、職場の雰囲気も徐々に変化。
 さらに、給湯器メーカーの取扱説明書に描かれていた「風呂でくつろぐ男性」「給湯器を操作する女性」といった古い性別役割イラストについて、親会社に修正を求めるよう会社に要求しました。紆余曲折の末、次回改定でのイラスト変更を約束させています。

 ババカヲルコさんは、職場経験を歌に昇華させたアルバム「Defy」を制作。
 プレカリアートユニオンが企画したライブで披露された「人間ですから」は、働く女性のブルースです。
 性暴力や女性差別を歌う彼女のプロテストソングは、「もうやられっぱなしでは終わらない」という意思表明でもあります。

 低賃金、性差別、モラハラ……。
 私たちが「我慢すれば回る」ことで、職場の理不尽は居座り続けます。

 あなたも、小さな違和感を放置していませんか?
 ・「夫がいるならこの給料で十分でしょ」と言われた
 ・女性だけ雑用が多い
 ・同じ正社員なのに待遇に大きな差がある

 それは、あなたの問題であると同時に、職場全体の問題です。

 プレカリアートユニオンは、「働く女のブルース」を一人の叫びで終わらせず、仲間と一緒に職場を変えるための場所です。

 あなたの声を、聞かせてください。

 

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『縁辺労働に分け入る』でもご紹介した出来事です。

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