プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

介護現場の虐待をなくすために──静岡から広がった連帯

 「虐待をなくしたい」。
 静岡県のサービス付き高齢者住宅で働く介護士、仲英雄さんがプレカリアートユニオンに相談に来たとき、最初に発した言葉です。

 仲さんが働いていた施設は、地元の地主一族が経営するサ高住。
 人員はギリギリまで削られ、生活保護受給者を大量に受け入れて保護費を吸い上げる、いわゆる「貧困ビジネス」に近い運営が行われていました。

・入居者の部屋のエアコンを切る
・服がボロボロになっても買ってもらえない
・水虫だらけなのに治療を受けられない
・介護職員による身体拘束や暴言

 職員の中には、見かねて自分の家から衣類を持ってくる人もいました。

 仲さんは、プレカリアートユニオンと話し合い、「職場の仲間を増やして数の力で変えよう」と決意。30人ほどの事業所で一人ひとりに声をかけ、ほぼ全員がプレカリアートユニオンに加入しました。最大の要求は「虐待の根絶」と、そのための人員増、労働条件の改善です。

 団体交渉を重ねた結果、経営者は人員増や不正な伝票処理の是正には応じたものの、甘い汁を吸えなくなったのか、最終的には施設を大手企業グループに売却。新しい会社との交渉でも、ユニオンは人員配置の改善や研修の拡充を求め、仲さんが確認できる範囲の虐待は一掃されました。

 その後、静岡支部の仲間23人で未払い残業代を求める集団訴訟に取り組み、賃金の支払いとパート職員への賞与支給も実現。
 この取り組みを紹介したプレカリアートユニオンのYouTube動画を見て、埼玉県越谷市の特養で働く介護士たちも支部を結成し、団交で大幅な待遇改善と虐待対策を勝ち取りました。

 介護現場で働く人の多くは、「利用者さんのため」という思いが強く、声を上げることにためらいがあります。しかし、劣悪な労働条件や人手不足は、最終的には利用者の尊厳を奪います。

・人手が足りず、休憩もろくに取れない
・虐待や放置を見ても、誰にも相談できない
・経営者は利益優先で現場を見ていない

 そんな職場を、一緒に変えていきませんか。

 プレカリアートユニオンには、「自分も将来ここに入りたいと思える施設にしたい」と願い、行動している介護職の仲間がいます。

 あなたも、その一人になってください。

 

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『縁辺労働に分け入る』でもご紹介した出来事です。

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