開店前業務に時給がつくようになった
現場から生まれた大きな前進
石橋昌子(イオン店舗パート/プレカリアートユニオン組合員)
私が働くイオンの店舗は、午前9時に開店します。開店を迎えるため、私たちパート職員は、スケジュールの確認、事務所から電話機や備品を売り場へ運ぶ作業、店内ディスプレイの整理など、さまざまな準備を行っています。
しかし長い間、この「開店前の仕事」は明らかに業務であるにもかかわらず、労働時間として扱われず、時給も発生しない状態が続いていました。
パート職の契約時間は、半年ごとの契約面談で「月160時間」を基準として計画され、そこに基づいてマネージャーが毎月のシフトを作成します。時給はその契約時間に応じて支払われる仕組みです。
ところが実際には、開店前に行っている仕事が“勤務扱い”にされず、契約時間にも反映されていませんでした。
■春闘で声を上げた結果、職場が動いた
この問題を、私は2025年春闘においてプレカリアートユニオンユニオンから提起しました。するとイオン側は実態を認め、改善に踏み切りました。
開店15分前からの準備作業を正式にワークスケジュールへ組み込み、時給が発生するようになったのです。
これは職場の実態に即した、とても大きな前進です。働く人の声がちゃんと会社を動かし、現実の改善を生み出した成果だと実感しています。
■ひとりでもユニオンに入った意味
私は以前所属していたイオンワーカーズユニオンをひとりで脱退し、プレカリアートユニオンに加入しました。そのため、職場では時に“少し変わった人”という目で見られることもあります。
それでも今回の改善が実現した時、同僚が私にこう言ってくれました。
「今まで仕事として認められていなかったことに、お給料が出るようになったのよ。」
その瞬間、ひとりでユニオンに加入して活動してきたことが、確かに仲間の役に立っているのだと感じ、胸がいっぱいになりました。
■現場の声こそ、職場を変える力
今回の改善は、現場のことを一番よく知っている労働者が、率直に声を上げたからこそ実現できたものです。
プレカリアートユニオンは、こうした一人ひとりの声を仲間とともに力へと変え、働き方をより良いものにしていく場です。
これからも、現場の実態に根ざした改善を進め、誰もが安心して働ける職場づくりを一緒に進めていきたいと思います。
石橋昌子(イオン店舗パート/プレカリアートユニオン組合員)
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