プレカリアートユニオンも参加している、ユニオン・合同労組連絡会では、次世代の担い手を育成するため、2022年からオルガナイザー養成講座を開催しています。
2022年に開催された第1回目の報告者は、プレカリアートユニオン役員が務めました。このときの報告を元に、個人加盟のユニオンのオルガナイザーとして労働相談に、どのように対応しているかをまとめました。講座の動画も一部公開していますので、ぜひご覧ください。
第1回「オルガナイザーとは誰か――個人加盟ユニオンの入口に立つ役割」
ユニオン・合同労組連絡会が主催するオルガナイザー養成講座は、労働相談を受け、仲間とともに問題解決に向かう担い手を育てることを目的としている。第1回では、そもそも「オルガナイザーとは何をする人なのか」という原点から話が始まった。
個人加盟のユニオンにたどり着く相談者の多くは、職場で深刻なトラブルに直面し、精神的にも追い詰められている。解雇、雇い止め、ハラスメント、賃金不払い――こうした問題は、当事者にとって人生を揺るがす出来事だ。オルガナイザーは、まずその状況を理解しようとする姿勢が求められる。
重要なのは「決めつけない」ことだ。「クビになった」という言葉一つをとっても、そこには退職勧奨、退職強要、解雇通告など、まったく異なる法的意味合いが含まれている。丁寧に聞き取り、何が起きたのかを一緒に整理することが、最初の仕事になる。
また、日本では労働組合の組織率は低く、個人で加入できるユニオンの存在自体を知らない人も多い。中には、街宣のイメージやネット上の中傷から、労働組合に恐怖心を抱いている人もいる。だからこそ、オルガナイザーは「安心して話せる入口」でなければならない。
オルガナイザーは問題を即座に解決する魔法使いではない。しかし、相談者の孤立を断ち切り、「一人ではない」と伝える存在だ。その役割こそが、個人加盟ユニオンの活動の出発点である。
【労働相談は】
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