プレカリアートユニオンブログ

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【解決報告&組合員の手記】有期雇用で突如「契約更新しない」。労働組合の力で解決金の支払いで合意

【解決報告&組合員の手記】
有期雇用で突如「契約更新しない」
労働組合の力で解決金の支払いで合意


 私は、株式会社K(以下、同社)において業務に従事しておりましたが、この度、プレカリアートユニオンの支援のもと、同社との間で発生した雇い止めに関する労働争議について、解決金の支払いを含む合意書を締結し、無事に解決に至りましたので、その経緯をご報告いたします。

■納得できない雇止め
 本件は、私が同社にて期間の定めのある労働契約に基づき就労していたところ、同社より突如として次回の契約更新を行わない旨の雇い止め通告を受けたことに端を発します。就労期間中、私は契約内容に従って誠実に業務を遂行しており、業務上の過失や契約更新を拒絶されるに足る合理的な理由は存在していませんでした。同社から示された雇い止めの理由は具体性を欠く主観的なものであり、労働契約法に照らしても納得できるものではありませんでした。
 このような法的な正当性を欠く対応に対し、個人のみで交渉することの限界を感じた私はプレカリアートユニオンに加入し、労働争議として対処することを選択しました。加入後、直ちに同社に対して団体交渉を申し入れ、雇い止め通告の撤回と、客観的な理由の開示を求める要求書を提出しました。

■事前の指導や改善の機会もなく
 団体交渉において、同社側は当初、自らの決定は正当であるとの主張を繰り返し、譲らない姿勢を見せました。しかし、組合側から法的根拠の提示を求められると、会社側が主張する理由は不明確な基準に基づくものが多く、客観的な証拠によって裏付けられた合理的な理由は最後まで提示されませんでした。
 組合側は、同社の対応が労働契約法の趣旨を逸脱した不当な権利の濫用であることを繰り返し指摘しました。事前の適切な指導や改善の機会を付与するプロセスを欠いたまま突然の契約終了を通告する手続きの瑕疵についても厳しく追及し、会社側の主張の矛盾を論理的に突き崩していきました。


団体交渉で毅然と追及。交渉と折衝を重ね
不当な雇止めも労働組合の力で解決できた

 複数回にわたる交渉と書面での折衝を重ねる中で、組合側の毅然とした法的な追及に対し、同社も自社の対応における法的リスクを認識せざるを得なくなりました。その結果、同社は当初の強硬な姿勢を軟化させ、歩み寄りの姿勢を見せました。

■労働組合の専門的な交渉ノウハウ
 最終的な解決にあたっては、会社側の希望を受け入れ、同社との信頼関係の維持が困難であることを鑑み、職場復帰ではなく、会社側が解決金を支払うことを条件として争議を終結させる方向で調整を進めました。交渉の結果、納得のいく水準での解決金の支払いと、本件に関わる一切の紛争を解決する旨の合意書を取り交わし、完全解決に至りました。
 労働組合の力と専門的な交渉ノウハウがなければ、不当な雇い止めに対し会社側に責任を認めさせることは不可能でした。ご尽力いただいた組合執行部および関係者の皆様に、深く感謝申し上げます。
 N(組合員)

 

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