全国ユニオン、連合メーデーに意見書を提出
メーデーの本来の意義を問い直す
全国コミュニティ・ユニオン連合会(全国ユニオン)は、2026年4月24日付で、ナショナルセンターである連合に対し、「第97回連合中央メーデー」に関する意見書を提出しました。
本意見書は、連合中央メーデーの開催内容案を踏まえ、メーデーが本来持つ「労働者の祭典」としての性格に照らして問題があるとして、組織内での議論を経て提出されたものです。
意見書ではまず、式典中の「禁止行為」として掲げられているプラカードや横断幕の掲示、野次や掛け声の禁止について問題提起がなされました。これらは過去の来賓発言への批判的意思表示を抑制するための運用であり、労働者が主体的に声を上げる場としてのメーデーのあり方と矛盾するのではないでしょうか。
さらに、メーデーの起源が1886年のアメリカ・シカゴにおける8時間労働を求めるストライキにあることに触れ、労働者の権利を求めて声を上げる歴史的意義を確認した上で、現在の運営がその理念から乖離しているのではないかと指摘しています。
また、来賓として登壇する政治家の発言内容や立場についても言及し、労働者の権利や平和の実現と必ずしも整合しない姿勢が見られる中で、連合が政権に過度に寄り添うことにより、メーデーの理念が形骸化する懸念を示しています。
その上で、こうした運営が結果として労働者の権利擁護や平和な社会の実現に向けた取り組みの後退につながるのではないかとの危機感が表明されています。
全国ユニオンは、2024年にも同様の問題提起を行っており、今回あらためて意見書を提出した背景には、状況が改善されていないという認識があります。連合に対しては、労働者を中心としたメーデーの本来の姿を取り戻すため、組織内での真摯な議論を求めています。
全国ユニオンは今後も、労働者の声が尊重される運動のあり方を追求していきます。

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