「変わるまで、続ける」
東京レインボープライド2023開催
4月22日(土)、23日(日)にかけて東京レインボープライド2023が行われた。両日合わせた来場者数はのべ24万人。コロナ渦の影響もあって3年ぶりに開催された昨年の来場者数が約6万9000人であったことを考えると実に3倍以上の来場者数。パレード自体の参加者も1万人を数えた。様々な団体や企業がブース出店し会場も大いに盛り上がった。今年のテーマは「変わるまで、続ける」。私たちプレカリアートユニオンは全国ユニオンの一員として、例年通り、ナショナルセンターの連合のブースでビラやパンフレットの配布と労働相談に対応した。
■ユニオニオン大人気。オオサンショウウオも注目を集め
連合ブースでは、連合の公式キャラクター(ゆるキャラ)ユニオニオンが来場者の人気を集めた。今年からユニオニオンはバージョンアップ。大幅な軽量化が図られ、通気性も改善されるなど「中の人」の快適性を少しでも高める工夫が凝らされた。
プレカリアートユニオンからは清水委員長がユニオニオンに扮し、従来のイメージを覆す機敏かつ大胆な動きで会場を沸かせ注目をさらった。
イベントに向けて増刷したLGBTQ労働相談のリーフレットや5月7日(日)に行われるプレカリアートユニオン主催LGBTQ労働相談応援ライブのイベント告知ビラも含め、連合ブースでは用意したビラのほとんどがイベントの終了を待たずに売り切れとなる盛況ぶり。
普段、プレカリちゃんねるや組合のブログ・ツイッターなどでお馴染みのオオサンショウウオのぬいぐるみ、キョーちゃんたちもイベントに「生態系多様性の象徴」として参加し、関心を示す来場者も多かった。
■様々なメッセージ、悩みなどが寄せられた
ブース奥で日本労働弁護団の弁護士が控え来場者の相談にあたった他、皆でビラを配りながら職場の悩み、愚痴、メッセージを募集し張り出した。
ボードには日本語だけでなく、韓国語、中国語、英語、ポルトガル語など様々な言語での書き込みが集まった。内容も好きなキャラクターのかわいらしさを訴えるものから、ジェンダー規範により感じる生きづらさ、差別を乗り越えるために連帯することが大切であることを訴えるものなど多岐にわたった。昨年と比べ、こちらから促すより先に相談を求めてやってくる方の数も多く、深刻な相談者の表情に過酷な現状が窺えた。■もうひとつのパレード「東京リベレーションマーチ」
東京レインボープライド初日にあたる22日(土)には、社会的マイノリティの人権のために声を上げる「東京リベレーションマーチ」が開催された。
マーチの参加者はおよそ200名。主催HPではマーチの趣旨を以下のように説明する。「Tokyo Liberation March(東京リベレーションマーチ)」は、LGBTQ差別、野宿者排除、ジェンダー不平等、在日外国人差別、貧困・格差など、人権課題の交差性(インターセクショナリティ)の重要性を可視化し、多様な人達が安心/安全に暮らせる社会の実現を目指すムーブメントです(東京リベレーションマーチ実行委員会HPより引用)。
昨年、渋谷区が公園で暮らすホームレスを排除した件は記憶に新しい。東京レインボープライドのパレード前日に敢えて行われたマーチは誰一人取りこぼされない社会の実現を強く訴えた。
プレカリアートユニオンも賛同団体となり、実行委員会には組合員も名を連ねた。パレードを先導するフロート車は運送会社で働く組合員が運転し、最後尾を走る救護車には組合の街宣車があてられた。
稲葉一良(書記長)
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