プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

不当解雇を開き直るアンパンマンミュージアムを運営する株式会社ACM(大澤雅彦代表取締役)に労働審判申立!

 アンパンマンミュージアムを運営する株式会社ACM(大澤雅彦代表取締役)と労使紛争中の組合員が、会社を相手取って、2018年1月31日、東京地方裁判所に地位確認請求の労働審判を申し立てました。代理人は、佐々木亮弁護士、小野山静弁護士(ともに旬報法律事務所)。
 組合員のAさんは、入社以降、経営管理に関わる業務を担当し、慢性的な人手不足や業務過多の状況が続くなか、事務管理の不備について会社側に具申をし、また人出不足について改善を求めていました。しかし人手不足は改善されず、また使用者の決議保留等により、業務も後手になることがありました。会社はAさんに業務を丸投げしたにも関わらず、Aさんに責任転嫁をし、不要になったデータの削除や復旧できる悪意のないミスをことさら大きく取り上げ、「必要な情報の未提供」「人間関係切り離し」「期限も未定の自宅待機」を命じるという嫌がらせを行いました。

 Aさんが、プレカリアートユニオンに加入し、団体交渉を行ったところ、さらに調査が必要だと言い張る、追い出し部屋ともいえる新しい課の業務内容についてつじつまの合わない説明をする、といった不誠実な対応を行いました。さらに、会社は、本人へのヒアリングを行う前に弁護士を通じて、プレカリアートユニオンに、解雇通告をされたわけでもないAさんについて、「雇用継続はできない」つまり、クビにするなどと通告しました。

 会社が主張する解雇理由は、事実無根であったり、当時申立人が置かれていた状況や申立人が有していた意図を全く考慮していないものであったり、具体的な問題や支障が生じていないという事実を無視した、どれも解雇理由にはならないものばかり。労働審判では、解雇は無効であるとして、労働契約上の権利を有する地位にあることの確認を求めています。

(株)ACMが不誠実な対応を続けたまま不当解雇を強行したため、プレカリアートユニオンはやむなく直接行動を行っています。「横浜アンパンマンこどもミュージアム」ほかアンパンマンミュージアムを運営する会社が、働く人にこんなにも理不尽かつ乱暴な所行を行っていて、本当に「愛と勇気、やさしさと友情」を発信することができるでしょうか。

 お客様、関係者の皆さん、労使紛争が早期に解決できるよう、会社にご意見ください。
やなせたかしさんも泣いているはず。
アンパンマンこどもミュージアム」で働く社員、契約社員、アルバイトの皆さん、風通しがよくパワハラのない職場、将来を展望できるくらいの給料が得られる職場を一緒に作りませんか。会社のなかに「愛と勇気、やさしさと友情」を取り戻しましょう。

【ご意見・抗議先】
株式会社ACM 代表取締役社長 大澤雅彦
〒105-0021東京都港区東新橋二丁目4番1号 サンマリーノ汐留4階 TEL03-6403-5888

【労働相談】誰でも一人から加入できる労働組合 プレカリアートユニオン
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