社会医療法人社団大成会・長汐病院の佐賀豊社労士による暴行・傷害に対し損害賠償を請求し提訴、記者会見を行いました

プレカリアートユニオンとの団体交渉に出席した社会医療法人社団大成会・長汐病院の佐賀豊社労士が、プレカリアートユニオン稲葉一良書記長と組合員１名に対し暴行・傷害行為を行い、稲葉書記長らが負傷し救急搬送される事件がおきました。佐賀豊社労士の不法行為と、団体交渉に佐賀社労士を参加させた社会医療法人社団大成会の不当労働行為責任について慰謝料・損害賠償を請求し、プレカリアートユニオンと稲葉書記長が原告となり、東京地裁に提訴。１１月２８日に厚生労働省記者クラブにて記者会見を行いました。

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第１　概要
日時：２０２３年１１月２８日（木）１７時
場所：厚生労働省記者クラブ
出席者：鴨田哲郎（原告代理人弁護士／旬報法律事務所）、稲葉一良（プレカリアートユニオン書記長）

第２内容
　プレカリアートユニオンと社会医療法人社団大成会・長汐病院（東京都豊島区池袋1-5-8　TEL : 03-3984-6161（代表）／長汐美江子理事長）とは、組合員の未払い賃金問題などについて、２０２３年１０月２０日１３時から２時間の予定でプレカリアートユニオン事務所にて、団体交渉を開催したが、開始から約３０分で、社会医療法人社団大成会・長汐病院側は一方的に退席し、正当な理由なく、団体交渉を拒否した。
　さらに、社会医療法人社団大成会・長汐病院が補佐人であると主張している佐賀豊社会保険労務士が、プレカリアートユニオン側の交渉出席者で書記長での稲葉一良と組合員に対し暴力をふるい、両名が負傷させられるという事件が起きた。
　団体交渉開始から３０分ほどが経ったときに、社会医療法人社団大成会・長汐病院は、一方的に退席し、正当な理由なく団体交渉を拒否した（団体交渉拒否は労働組合法７条２号違反の不当労働行為）。そして、プレカリアートユニオン事務所のドアの外で、佐賀豊社労士が稲葉一良書記長の腕をつかみ、ひねりあげ、襟や髪の毛をつかんで引き倒したり、転倒した稲葉一良書記長をエレベーターのなかで蹴ったり、何度も踏みつけたりし、非常階段の上で、足をかけた上で押そうとするなどした。組合員も押されて転倒した。
　社会医療法人社団大成会・長汐病院代理人の弁護士は、社労士の暴行・傷害を目の前で目撃しながら制止することもなく、黙認していた。
　稲葉一良書記長と組合員は、救急搬送され、稲葉一良書記長は、頸部挫傷、左肩部挫傷、右肘部挫傷、左臀部挫傷と診断され、組合員は、後頭部打撲傷、頸部挫傷、左肩部挫傷と診断された。
　佐賀豊社労士は、自身のブログで格闘技のトレーニングをしていることを公言しており、この行為は悪質である。社労士による暴行・傷害については、本動画を含む複数の記録があり、被害を受けた本人たちと目撃者が警察で事実を説明している。稲葉書記長は事件当日中に、四谷警察署に被害届を出し、佐賀豊社労士は書類送検されたと連絡を受けている。
　佐賀豊社労士の不法行為と、団体交渉に佐賀社労士を参加させた社会医療法人社団大成会の不当労働行為責任について慰謝料・損害賠償を請求し、プレカリアートユニオンと稲葉書記長が原告となり、東京地裁に１１月２８日、提訴する。原告側代理人は、旬報法律事務所の鴨田哲郎弁護士、小野山静弁護士。
　佐賀社労士は、日頃から労働組合を嫌悪するブログ記事を公開し、本件暴力事件についてもプレカリアートユニオンの名誉毀損記事を公開し、反省がみられない。