プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

執行委員会学習会・ゼンセン同盟伝説のオルガナイザー二宮誠さんから組織化の手法を学ぶ

10月14日、プレカリアートユニオン執行委員会の学習会で、ゼンセン同盟伝説のオルガナイザー二宮誠さん(現在、連合中央アドバイザー)から、組織化の手法についてお話をお聞きしました。
二宮さんのご著書の紹介は、こちらが参考になります→http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-71e8.html
こちらのインタビューもおすすめ→http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51575


二宮さんは、まず、「この頃の労働運動は、原点を忘れている。労働運動の目的は、格差、差別、貧困との闘い」と強調。「過労死問題を起こした企業の労働組合にも責任がある」「連合加盟組合でさえも、未払い残業代問題など労働基準法違反をしている企業が散見される」「連合の組合は大手企業の正社員の利権集団だと批判されるのは、正社員組合。非正規労働者、関連企業、子会社に手をさしのべていないから。自分たちさえよければとなっている」と、労働運動に関する現状認識を述べられました。

 さらに、
・労使対等は理屈ではなく、力関係で対等になること。
・少数ではなく、ストライキをしたら会社がひっくり返るような力を持つこと、ストライキできる態勢を作ることが重要。伝家の宝刀はストライキ
・本来、労働問題はすべて団体交渉で話し合うもの。労使協議では労働3権は駆使できない。
 といった基本的な考え方をお話いただき、具体的な手法をたっぷりとお聞きしました。
 私たちも、着実にひたむきに、組織化を進めていきます。