プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

映画『I Am Here~私たちはともに生きている~』上映イベント盛況。トランスジェンダーの日常と職場テーマに参加者みんなで語り合う

 6月26日(土)、事務所から程近くにある足湯cafe&barどん浴にてプレカリアートユニオン主催のイベント「トランスジェンダー当事者の日常と職場」を開催しました。組合員で、LGBT当事者&活動家でもある浅沼智也さんが初監督を務めた映画『I Am Here~私たちはともに生きている~』の上映が行われた後、浅沼さんに加え、ゲストにSDGsバー「新宿ダイアログ」の店長、アーティスト、モデルのダイアログ瞬さん、組合からは清水直子執行委員長が登壇し、トランスジェンダーが日常や職場で直面する様々な問題についてをテーマにトークセッションが行われました。

「生きることを諦めないで」
 イベントの冒頭に、浅沼さんが監督・主演を務めた映画『I Am Here~私たちはともに生きている~』が上映されました。「生きることを諦めないで」という強いメッセージを伝えるドキュメンタリー作品、来場者は真剣な眼差しで、スクリーンを見つめました。性別移行手術をしたいと思ってしたわけではなく、当時付き合っていた相手の両親に戸籍上の性別がばれるが嫌だったと浅沼さん自身の性別移行への想いを語ったシーンが特に印象的でした。

会場が1つになって語り合う
 映画の後のトークセッションでは、登壇した3人のみならず会場のみんなで、映画の感想や、LGBT当事者の直面する問題などについて語り合いました。「やらないと1ミリも変わらないという言葉に強い共感を覚えた」、「制度が色々あっても、制度を利用できる人できない人がいる」、「共に頑張って歩んで、生きてて良かったと思えるように頑張っていきたい」、「トイレの問題で辛かった」等、様々な発言がありました。ダイアログ瞬さんも「誰かのために生きているのではなくて自分のために生きている」と、自分らしく生きていくことの大切さを呼びかけました。

 新型コロナウイルス感染予防の観点から、定員を大きく制限しての開催となりましたが、当日は定員ギリギリとなる程、たくさんの方が会場に訪れ、大盛況のイベントとなりました。LGBTQs当事者が労働組合に相談、加入して就労環境を改善することが当たり前になることを目指して、今後もLGBT相談キャンペーンに取り組んでいきます。

稲葉一良(書記長)

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