プレカリアートユニオンに加入して
学校法人開智学園(さいたま市岩槻区大字徳力186番地/理事長青木徹)に未払い賃金を払わせよう!
教師に尊厳と賃金を!
生徒の模範になろう!
学校法人開智学園は、学校教育を行うことを目的とした学校法人です。開智国際大学、開智高等学校、開智中学校、開智小学校など、多くの学校を運営しています。
2023年10月、開智学園に入職し、開智学園が運営する学校の1つである開智望中等教育学校(所在:茨城県つくばみらい市)に教務職員として勤務するEさん。誰でも1人でも加入できる労働組合、プレカリアートユニオンに加入し、学校法人開智学園に過去の未払い賃金の支払いのほか、各種手当ての支払い、労働時間に対応して1分単位で賃金を支払うことなどを求めて、団体交渉を行っています。
Eさんは、開智望中等教育学校において教務職員として勤務しています。英語の授業を担当し、部活動の顧問をするなど、日常的な生徒に対する教育業務を行い、また、試験問題の作成などの校務なども行っており、クラス担任もされていまます。
昼食時は、60分のうち30分を給食指導を行うことが義務づけられており、残り30分が休憩ということになっていましたが、生徒と相対するものであるから実際に30分で切り上げることは不可能でした。さらに、部活動の顧問をするように命じられており、週4日間、部活動の顧問として生徒指導を行っていました。そのため、帰宅が午後7時を過ぎることが多くありました。
労働時間についてはICカードの打刻によって管理されているものの、残業については、許可制度となっており、副校長に残業をすると事前に言わないと認められないシステムでした。また、言ったとしても、副校長が残業と認めないと残業扱いにはなりませんでした。たとえば、授業の準備をしたいと告げてもこれは残業とは認められず、試験問題作成については2時間のみ認められるなど、実労働時間とは無関係に許可・不許可が決められていました。
さらに、開智学園では、残業代(割増賃金)の支払いも独自の方法をとっており、年に1回まとめて支払うということが行われていたのです(違法です)。
開智学園は、プレカリアートユニオンとの団体交渉のなかで、組合員のEさんについては、出退勤の打刻の時間に対応し、1分単位で時間外賃金を支払うと確約しました。このことは大きな成果です。しかし開智学園は、なぜか、この合意を書面化することを拒否しています。
開智学園に対して声を上げた教員のEさんは、
「開智学園は私立学校であり、労働基準法に従う必要がある。しかし、多くの教員が残業代をもらっておらず、もらえても1年後。支払いが1年以上後になったり、まったく支払われないケースもある。これらはすべて労働基準法違反である。開智学園は、人件費削減のために給特法のようにみなし残業を払っているが、私立学校であるのだから民間企業と同じ待遇であるべきだ。しかし、彼らは新しい学校を作り続けている。その新しい学校は、労働者から搾取した無賃労働によって作られている。」
「私たちは教師として生徒の模範にならなくてはならない。生徒たちも将来、法律の守られていない職場で働くことになるかもしれない。そのときに、生徒たちも自分たちの状況を変えられるように、私たちも職場を働きやすく変えていこう!」
と呼びかけています。
プレカリアートユニオンに加入し、職場を変えましょう!
教師に尊厳と賃金を!
【労働相談は】
誰でも1人から加入できる労働組合
プレカリアートユニオン
〒160-0004東京都新宿区四谷4-28-14パレ・ウルー5F
ユニオン運動センター内
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