プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

ハラスメント問題などについて交渉していた飲食店を経営する大阪府内に本社がある会社と和解!

ハラスメント問題などについて交渉していた飲食店を経営する大阪府内に本社がある会社と和解しました。ハラスメントの再発防止策を講じること、期間に定めのない雇用とすることも実現しました。

【労働相談は】
誰でも1人から加入できる労働組合
プレカリアートユニオン
〒108-0014 東京都港区芝5-29-17 MY三田ビル1F
TEL03-6273-0699 FAX03-4335-0971
※2020年6月中旬頃まではTEL03-6276-1024
ウェブサイト https://www.precariat-union.or.jp/
ブログ https://precariatunion.hateblo.jp/
メール info@precariat-union.or.jp

youtu.be

神奈川県内の大学と保育園の登園自粛要請によって休んだ日について有給の特別休暇とすることを実現

神奈川県内の大学で新型コロナウイルス感染対策により、保育園の登園自粛要請によって休んだ日について有給の特別休暇とすることを実現しました。

引き続き、事業主の都合で休業を命じられた日の賃金を正規職員には10割補償するにも関わらず、非常勤職員には6割しか払わないとしている件についても、是正を求めていきます。

【労働相談は】
誰でも1人から加入できる労働組合
プレカリアートユニオン
〒108-0014 東京都港区芝5-29-17 MY三田ビル1F
TEL03-6273-0699 FAX03-4335-0971
※2020年6月中旬頃まではTEL03-6276-1024
ウェブサイト https://www.precariat-union.or.jp/
ブログ https://precariatunion.hateblo.jp/
メール info@precariat-union.or.jp

youtu.be

栃木県内に本社がある携帯電話関連企業で休校により仕事を休んだ日について有給の特別休暇とすることを実現

栃木県内に本社がある携帯電話関連企業で、新型コロナウイルス感染拡大防止対策により子どもの休校により仕事を休んだ日について、有給の特別休暇とすることを実現。会社都合の休業についても賃金が全額補償されました。


【労働相談は】
誰でも1人から加入できる労働組合
プレカリアートユニオン
〒108-0014 東京都港区芝5-29-17 MY三田ビル1F
TEL03-6273-0699 FAX03-4335-0971
※2020年6月中旬頃まではTEL03-6276-1024
ウェブサイト https://www.precariat-union.or.jp/
ブログ https://precariatunion.hateblo.jp/
メール info@precariat-union.or.jp

youtu.be

j-castニュースにテイケイのマスク着用禁止問題についての記事掲載

j-castニュースにテイケイのマスク着用禁止問題についての記事が掲載されました。

www.j-cast.com

precariatunion.hateblo.jp

精神論でマスク着用を禁止する大手警備会社テイケイから社長名で怪文書レベルの「5ちゃんねるにマスク関連の板を開いたのは君等だろ」などとする抗議文が届く

2020年5月20日

テイケイ株式会社
代表取締役 影山嘉昭様
代理人
卓照綜合法律事務所
弁護士 斎藤貴一様
弁護士 深瀬仁志様
弁護士 玉巻輝久様
弁護士 三浦隆司

プレカリアートユニオン
執行委員長 清水直子
〒108-0014東京都港区芝5-29-17MY三田ビル1F
TEL03-6276-1024
FAX03-4335-0971

回答書
 貴社が、当労組に対し送付した抗議書に対し、以下の通り回答します。
 貴社は、匿名掲示板『5ちゃんねる』において、当労組が貴社のマスク問題に関する2件のスレッドを開き、貴社を誹謗中傷する書き込みを行い、また、それらを主導したとして、「とにかくまず謝罪せよ!」「絶対に逃げられないぞ。」等と、文章で当労組を威圧しました。
 貴社が従業員に対しマスクの着用を不合理に禁止していることへの抗議を含め、当労組の見解や主張等は、街頭宣伝や、ビラ、ブログ、SNS等で正式に発信をしています。当労組が組合として『5ちゃんねる』等の匿名掲示板にスレッドを開設し、それにコメントを行った・扇動したという事実はありません。
 そもそも、匿名掲示板で誹謗中傷を行うことは、労働組合としての活動たり得ません。貴社が、「当労組が『5ちゃんねる』にスレッドを開設し貴社への誹謗中傷を行った」と断定する根拠を具体的に示して下さい。
 書面には「根拠も示さずに、侮辱するような内容で名誉毀損等に該当するものも多く見受けられ、板を開いた責任をどのように考えるのだ。」とありますが、その貴社の書面にこそ、当労組がこれらを行ったという根拠が一切記されておりません。断定するに足る、詳細且つ具体的な根拠の提示を求めます。
 また、貴社は「労働委員会、裁判所へ事実を伝えるつもりだ。」とも主張していますが、どのような「事実」を伝えるつもりなのか回答を求めます。
 当労組は、貴社のマスク禁止問題及び、それに対する貴社の当労組への対応について、この書面をもって、改めて強く抗議します。貴社の対応は、マスクの問題に限らず、使用者として果たすべき安全配慮義務を怠り、警備会社としての社会的責任を放棄するかのような態度を開き直る行いであり、到底容認できるものではありません。
 また、再三に渡って、前回団体交渉の議題に対する貴社の見解及び次回団体交渉の候補日を提示するよう求めていることに対し、貴社が何らの返答をしていないということにも強く抗議します。
 なお、当労組が本書面で貴社に求めた事項の回答については、5月27日(水)正午までに書面にて回答を求めます。ファクシミリで送信した場合も、書面の送付を要します。 以上

f:id:kumonoami:20200513162619j:plain

f:id:kumonoami:20200513162612j:plain

precariatunion.hateblo.jp

ご意見・抗議は→テイケイ株式会社(旧 帝国警備保障株式会社)
〒160-0021東京都新宿区歌舞伎町1-1-16
テイケイトレード新宿ビル
電話番号 03-3207-8511(代表) FAX03-3232-7404

【労働相談は】
誰でも1人から加入できる労働組合
プレカリアートユニオン
〒108-0014 東京都港区芝5-29-17 MY三田ビル1F
TEL03-6276-1024 FAX03-4335-0971
ウェブサイト https://www.precariat-union.or.jp/
ブログ https://precariatunion.hateblo.jp/
メール info@precariat-union.or.jp

炭鉱労働者と家族の熾烈な闘い。『アメリカン・ジャスティス』(2002年/トニー・ビル監督)

アメリカン・ジャスティス』(2000年/トニー・ビル監督)

 炭鉱夫たちが、労働組合の旗の下安全衛生の確保と労働条件の向上を掲げ、人を人として扱わない使用者の搾取に立ち向かう。「アメリカンジャスティス」は2000年アメリカ製作の映画です。監督トニー・ビル、主演ハリー・ホンターによる本作では、生存を掛けた炭鉱夫労働組合の闘いに、その妻たちがともに立ち上がります。労働問題は、労働者・使用者だけの問題でなく、生活や家族それぞれの人生そのものに直結しているということを強く感じさせてくれる作品です。

炭鉱町で起こった死亡事故
 ある日、主人公ルビーの夫、サイラスが勤める炭鉱で死亡事故が起こります。幸い家族は難を逃れましたが、企業が利益を優先し、安全を軽んじたことが事故の原因であるとわかります。サイラスは優秀な炭鉱夫です。会社側の人間は事故の直後であるにも関わらず、翌日からすぐに仕事に戻るように伝えにきます。このような会社の態度に、またいつ同じような事故が起こってもおかしくないと、炭鉱夫たちは強い不安と危機感を覚え立ち上がることを決意します。

ストライキと弾圧
 都市部から組合本部のオルガナイザーが派遣され、炭鉱夫は労働組合としてストライキを決行します。はじめのうちこそ、鉱山を封鎖し稼働を止めることに成功しますが、会社は暴力や警察などあらゆる手を使いストライキを徹底的に弾圧します。夫たちの闘いを見るうちに、組合を信じられないでいたルビーでしたが、これが「自分たち」の闘いであると気づき、ともに闘うことを決意します。

不当逮捕とメディア戦略
 弾圧は日ごとに熾烈を極め、ついには炭鉱夫たちの妻まで警察に逮捕されてしまいます。これに対し組合は、子どもと一緒に留置所に入れられるルビーたちの写真を使い、全国に支援を求めます。さらには株主総会に直接押しかけ、炭鉱町の過酷な暮らしと、劣悪な炭鉱夫の労働条件を株主に訴えるなど、様々な戦略で会社を少しずつ押し込んでいきます。

 その後もストは続き、ついには会社が労働協約の締結を認めるところで物語は終わります。裁判など1つの方法だけでなく、常に多面的に継続的な闘いをすることで、組合は大きな勝利を収めたのです。

稲葉一良(書記次長)

tsutaya.tsite.jp

真の敵はウイルスではなく差別と貧困。『UNITED IN ANGER ACT UPの歴史』(2012年/ジム・ハバード監督)

『UNITED IN ANGER ACT UPの歴史』(2012年/ジム・ハバード監督)

 現在、新型コロナウイルスの猛威は、世界中を巻き込み、日本にも深刻な影響を及ぼしています。ウイルスとの闘いは激しさを増していますが、真っ先に深刻な影響を受けるのは低賃金で働く労働者です。休業時の賃金保障を十分にしない、不当な解雇を受ける等、ウイルスの猛威以上に、社会的構造によって労働者の生活が破壊されていきます。「UNITED IN ANGER ~ACT UPの歴史~」は2012年アメリカ製作の、ジム・ハバード監督によるドキュメンタリー映画です。エイズウイルスから仲間たちを守るために闘った「ACT UP」の軌跡を描きます。

「死の病」と差別・偏見
 今日、エイズ治療は画期的な進化を遂げています。しかし、このウイルスが発見された当初は、罹患すればまず助からないような「死の病」でした。感染者はいわれのない差別を受け、そして、差別・偏見から様々なデマが飛び交いました。今回のコロナ騒動でも、差別的な流言や感染者への不当な差別・非難が多く見られます。

貧困による死
 程なく、貧困が生き死にを分ける現象が起こってきます。所得の低い者は、感染が発覚しても十分な医療を受けることができず、場合によっては病院のベッドで寝ることもできず、廊下で治療を待ちながら命を落としました。先進国でも、貧困で人が死んだのです。

真の敵は「ウイルス」ではない
 政府が適正な対応を怠った事が、この事態を引き起こした大きな要因です。研究の結果、治療薬ができる、治験が行われるということになっても、治療を受けられる者を峻別したり、企業が利益のために不当に高い値段を付けている状況を容認したりと「政治によって」多くの、低所得であったり差別を受けている患者の命が奪われました。今日のコロナと闘いを見ても、真の敵はウイルスではなく社会的な差別と貧困の構造だということがはっきりと見て取れます。

 ACT UPは、団結し、強い怒りを抱き闘いました。運動は、激しく弾圧を受けながら、やがて国家そのものを動かすに至ります。その結果、エイズはもはや「死の病」ではなくなったのです。団結には世界を動かす力があるのです。

稲葉一良(書記次長)

movie.jorudan.co.jp