プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

パワーハラスメントにより休職を余儀なくされた問題について交渉していた販売店と和解!

パワーハラスメントにより休職を余儀なくされた問題について交渉していた販売店と和解しました。

 

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解雇の対抗策を解説!プレカリアートユニオン労働法講座第1回「解雇」その1から4を公開しました

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プレカリアートユニオン労働法講座第1回「解雇」その1「解雇を取り巻く諸事情」

 

youtu.beプレカリアートユニオン労働法講座第1回「解雇」その2「退職勧奨、退職強要、解雇の仲間たち」

 

youtu.beプレカリアートユニオン労働法講座第1回「解雇」その3「能力不足で解雇は出来るの? PIPとの闘い方」

 

youtu.beプレカリアートユニオン労働法講座第1回「解雇」その4「解雇の相談を受けたら」

 

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家計簿のススメ再び【生活力向上計画 第23回】

家計簿のススメ再び【生活力向上計画 第23回】


 毎月生活に役立つ情報をお伝えするこのコーナー。今回は再び家計簿について書きたいと思います。いまいちピンと来ない方もいるかもしれないですが、家計簿は家計管理の基本の「き」。付けるとお金の流れが見えて節約も出てしまう優れものです。
■とっても簡単、家計簿の付け方
 家計簿の付け方はとっても簡単です。月毎に「何にいくら使ったか」を記録するだけです。といってもどのようにやるのかイメージしづらい方もいると思うので、具体的な方法を。まずは固定費を書き出します。家賃(ローン)、管理費、ネット回線などがこれに当たります。そして、光熱費、通信費(固定でない場合)を記録します。本当に最低限だったら、これらとその他に分ければよいですが、お勧めは食費を別途付けることです。方法にとらわれず、どんな形であっても記録しないよりはした方がマシです。
■家計のレコーディングダイエット効果が見込める
 家計簿を付けひと月経ったら見返してみましょう。これでお金の流れが見えてきます。また、自分でも思いもよらないところに多くのお金が使われていることに気がつくこともあるかもしれません。納得のいく出費ならばいいのですが、そうでないとき「何でこれにこんなに使ったのか」などと振り返ることができ、自分の価値観に合わない無駄な出費が減りやすくなります。次に翌月の予算を決めます。固定費は簡単には変えられず、通信費光熱費も大幅には変わらないのでその他の項目で何にいくら使うかを「緩く」決めて行くことになります。ポイントは緩く、予算オーバーでもくよくよしすぎずただ観測を続けます。しばらく経って見返すと家計が当初より最適化されていることに気がつくと思います。
 これだけ聞くと「本当?」といぶかしむ声が聞こえてきそうですが、多くの無駄や不合理な行動は自分自身を客観的に省みることができない事が原因で続きます。家計簿を付けるということはお金の流れを見える化するということ。それだけで、生活者として1つ賢くなることができるのです。最近は便利な家計簿アプリなどもあるので積極的に活用してみるのもよいでしょう。
 稲葉一良(書記長)

 

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物語(ナラティブ)の力は人を動かし社会を変革する。『人を動かすナラティブ なぜ、あの「語り」に惑わされるのか』(大治朋子著/毎日新聞出版)

物語(ナラティブ)の力は人を動かし社会を変革する

人を動かすナラティブ なぜ、あの「語り」に惑わされるのか』(大治朋子著/毎日新聞出版

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 ナラティブという言葉を聞いたことはあるだろうか。「物語」や「語り」などと訳されるナラティブには人を動かす力がある。『人を動かすナラティブ なぜ、あの「語り」に惑わされるのか』は、毎日新聞編集委員である大治朋子氏による1冊。本書ではナラティブを「さまざまな経験や事象を過去や現在、未来といった時間軸で並べ、意味づけをしたり、他者との関わりの中で社会性を含んだりする表現」と定義し、それがどのように人の心に作用するか、どのようなナラティブが人の心を動かすか、様々な分野でどのようにナラティブは用いられているかを広範に解説する。
■「ネトウヨ」製造兵器ナラティブ
 本書を読んで1番衝撃を受けるのは、戦争の兵器として、権力争いの道具として広くナラティブが利用されているという事実だ。ナラティブを使った心理操作の効果は絶大だ。SNSを利用し、ターゲットを絞りナラティブを拡散することで人を惑わし、恐怖心を煽り、排外主義思想を植え付け、テロを引き起こすことすらできてしまう。実際に起こった凄惨なテロ事件や、戦争の裏でのSNSでの情報戦を分析すると意図的に錬られ拡散されたナラティブ兵器の姿が見えてくる。「陰謀論」という言葉をよく聞くが、あれも一種のナラティブであり、それをどのような層にどのように信じ込ませるかも兵器としての運用の一部であることも示されている。
 本書を読むと、人はどのようにして「ネトウヨ」化するのかがよく分かる。本人の気質につけ込まれ意図せず改造・洗脳されているとすらいえる状態だ。所謂ネトウヨは強い差別、排外主義思想を持ちそれは戦争に繋がる。ナラティブの力を悪用してはならない。
 本書では人の心を回復させるナラティブの機能にも深く踏み込んだ言及がなされている。PTSDを抱える当事者が自分のナラティブを再構築していく中で心の平穏を徐々に取り戻していくプロセスは、カウンセリングの現場でも積極的に取り入れられている。また、性暴力被害と闘う伊東詩織氏、五ノ井里奈氏がどのような社会のナラティブと闘い新しいナラティブを紡いだか等も紹介されており必読である。物語には、人を動かす力がある。職場で傷つき有期を奪われた仲間を励まし力づけるために私たちも積極的にナラティブについて学んでいく必要がある。
 稲葉一良(書記長)

 

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現在の労働問題の根源を辿り職場の民主主義再生の立脚点を見つめる。『新編 民主主義は工場の門前で立ちすくむ』(熊沢誠著/社会思想社)

現在の労働問題の根源を辿り職場の民主主義再生の立脚点を見つめる
新編 民主主義は工場の門前で立ちすくむ』(熊沢誠著/社会思想社

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 『新編 民主主義は工場の門前で立ちすくむ』は、労働経済学者である熊澤誠氏による1冊。刊行は今からおよそ30年前の1993年。先日、明治大学で行われた最終講義で著者は現在の労働者を取り巻く情勢の根源は1980年代にあるとした。本書はそんな1980年代の熊澤氏の講演・論文を集めたもの。新編になるにあたり、東芝府中人権裁判鑑定意見書(1992年)などが加えられている。
■今と変わらぬ40年前のパワハラの手法
 東芝府中人権裁判の鑑定意見書は1992年のものだが、実際の事件が起こったのは1982年のことだ。反原発など会社の思想と相反する思想を持つ労働者が、優秀な技術を有していたにもかかわらず、「無能」であると評価を受け続け、虐められ人権を否定されるような扱いを受け続けた末に暴行を受け心因反応で欠勤するに至った。
 この事件は所謂パワハラの責任を会社に問う裁判だが、驚くべきは40年以上も前の事件であるにも関わらず、その手法が現代と何ら変わりないものであるという点だ。些細なミスをあげつらうなどし執拗に始末書や反省文を書かされ、職場八分にされ無視をされ、行動は細かく監視された。指導の名を借りた長時間にわたる激しい叱責も行われている。
■労働者に労働力のみならず人生・人格をも捧げろと迫る使用者との闘い
 私たち労働者が使用者に売っているものはあくまで労働力であって、人格や思想・信条、人としての尊厳ではない。熊澤氏は意見書で「狭義の職務上の要請に十分に応えることのできない従業員が不利な処遇を受けることは、ひとまず正当としよう」とし、「企業社会や仕事へのコミットメントの深浅を選ぶ労働者の自由を否定することは許されない」と主張した。
 企業の労務管理の名の下に労働者個人の人権が損なわれてはならないと訴える裁判だった。繰り返すが、原告である上野氏は決して仕事のできない労働者ではなかった。しかし、企業の理念に共鳴せず公然と社内組合批判をするなどしたため、企業から「異端児」と見なされ徹底的に差別・排除された。その手法は恣意的な人事考課で「無能」の烙印を押し、職場集団の力を使い職場にいられない状況を作り出すというものだ。繰り返すが今私たちの職場で起こっていることと何ら変わりはない。そして、それらは企業の正当な労務管理の下で公然と行われている。この状態はもはや職場ファシズムとすら呼べないだろうか。
 主に東芝府中人権裁判について触れたが、本書で触れられている問題はどれも古くて新しい。派遣労働者の問題、非正規差別、縮小する公共サービス、労働組合の組織率の低下、残念ながら、本書で提起、危惧されていた問題は何れも解決しないどころか悪化の一途を辿っているといわざるを得ない。
 80年代に端を発する労働環境の悪化が社会全体を蝕み続けている。職場から民主主義が損なわれ、社会からも損なわれつつある。労働運動には足下から民主主義を再生する力がある。本書を読むことで民主主義再生の立脚点を明確にすることができる。熊澤氏が最終講義で「社会を大いに騒乱すべし」と労働組合に対して送ったメッセージが強く印象に残っている。今私たちに必要なのは、空気を読まず、おかしいことをおかしいと言い続け、会社を社会を、世の中を変革する社会的労働運動を展開することだ。

 稲葉一良(書記長)

 

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撮影:今井明

【組合員の手記&解決報告】販売店の物流倉庫で長年のパワハラにより休職。2回の団体交渉で解決へ

組合員の手記&解決報告
売店の物流倉庫で
長年のパワハラにより休職
2回の団体交渉で解決へ


 皆さん、初めまして。一昨年2022年の12月からプレカリアートユニオンの組合員になりましたAと申します。
 私は販売店の物流倉庫で仕事をしています。物流倉庫は24時間稼働で、2交代制で働いています。しかし、5年半の間、職場の上司や先輩からの言葉によるパワーハラスメントを受けて、現在休職中です。
 職場の上司の説明によると、物流倉庫内の方針により、書面によるマニュアルを作成することが禁止されていて、上司や先輩から口伝えで仕事を教わっていました。書面によるマニュアルがなく、上司の判断で仕事内容の優先順位が、その時その時に変わることもあり、私の仕事の優先順位の付け方をよく罵倒されていました。仕事でのミスを謝罪した時でも、私の人間性を否定することも含めた罵倒も数多く受けました。
 こうした職場環境に精神的に追い込まれているうちに、社外の人間に助けを求めることにしました。
■我慢の限界、告発へ
 プレカリアートユニオンに加盟した理由は、パワハラを理由に会社から逃げるのではなく、会社と闘うことを選んだからです。インターネットで存在を知り、加入しました。
 なぜプレカリアートユニオンに加入してから告発するまで1年の時間がかかったのかというと、会社で働き続けていくため、とにかく揉め事を起こさないようにと我慢していました。しかし、勤務を続けているうちに自分の我慢の限界に近づき、会社を休職して告発しました。
 清水委員長と稲葉書記長の交渉力や私を含む団体交渉に出席した組合員の力もあり、2回の事前交渉と2回の団体交渉を経て、解決金と復職の条件について会社と合意し、解決の目処がつきました。

パワハラを目撃した派遣社員の証言で会社の譲歩を引き出した

 和解できた理由を振り返ってみると、2つあると思います。
 1つ目は、同じ職場で働いている派遣社員の証言があったからだと思います。私は普段から派遣社員と仲良くなるために、仕事終わりに派遣社員の方と多くの会食をしていました。普段、私の職種は業務連絡以外はほとんど会話をしないので、会話に飢えていて、仕事終わりに話がしたかったのです。
 社員との関係に苦労していたこともあり、派遣社員とよく会食していました。そういった話し合いのなかで、派遣社員と職場のパワハラ問題を話すことが多くありました。職場でのパワハラを受けているのは自分だけではないこともわかりました。そういった話し合いのなかで、今の時代にはパワハラは許されないと思い、告発は社会正義のためでもあると感じ、行動しました。
 パワハラを、同じ職場で働いている派遣社員の実名証言をもらい告発した後、会社は社内調査を経て、和解に動きだしてくれました。
 パワハラを告発するのに必要なことは、まず証拠や証言です。現場での録音が難しいのであれば、短期で働くつもりの派遣社員やパートアルバイトからの証言をもらうことは有効な手段だと思います。
■街宣に参加し力を感じた
 2つ目は、プレカリアートユニオンが街宣活動を積極的に行っているからだと思います。
 休職期間中、体調が良い日は他の組合員のための街宣活動に参加しました。
 そのなかで感じたことは、会社の経営層の立場の強さでした。団体交渉の開催や未払賃金を支払いをするつもりがない経営層。そういう経営層を団体交渉の場に出し、労働者に有利な条件で和解するためには、会社に圧力を加える街宣活動が非常に大きな力になると思いました。
 プレカリアートユニオンは紛争化している会社に対して街宣活動をして、街宣の実績を積んでいます。そういった街宣活動の実績が、労働問題を抱えた会社にとって脅威になるのです。
 最後に、組合員がプレカリアートユニオンのためにできる有効な行動は、他の組合員の街宣活動に積極的に参加することだと思います。そして街宣活動により、プレカリアートユニオンが強くなれば、自分の労働問題の解決にも繋がると思います。今後ともよろしくお願いします。
 A(組合員)

 

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【組合員紹介&組合員の手記】学校教育ですり込まれた上下関係、会社でも自分を縛っていると気づいた。田口運送・都流通商会支部の新入組合員Sさん

組合員紹介&組合員の手記
学校教育ですり込まれた上下関係
会社でも自分を縛っていると気づいた
田口運送・都流通商会支部の新入組合員Sさん


 私は都流通商会という運送会社でトラックドライバーとして働いています。
 21歳で入社して、当初は4トン車(車格)に乗り5年前から大型免許を取得し大型トラックを運転しています。何故、大型トラックを運転するようになったかというと、何年勤めても昇給することがないため、大切な家族を養っていくには大変お金が必要なため、車格を大きくして給料をあげるしか手段がなかったのです(車格が上がると運送業界は給料が高くなる仕組みがほとんどです)。
■上がらない給料、偉そうな先輩
 働き出してしばらくすると会社には派閥やグループみたいなものが存在していることに気がつきました。私は比較的どの人とも会話をするような感じでしたので、現組合員の梅木さんともいろんな話をしました。その中でおかしな言動をする上司、パワハラまがいで頼りにならない偉そうな先輩に気がつきました。
 仕事中にギックリ腰になってしまい痛くて苦しんでいるなかで会社に電話を入れると、「そんな事急にいわれても困る代わりがいないから何とか荷物を下ろして帰ってこい」、風邪のような症状で仕事を休ませてほしいと会社に電話を入れると、「這ってでも出勤しろ」等、かなりの理不尽な事がありました。
 先輩面はするが、困った時には助けてくれない。なんて卑怯者なんだと心にしっかりと傷がつきました。そんな頼りにならない上司や先輩の言うことを聞いて一生懸命やってきたのに、まったく上がらない給料に嫌気がさしていました。そんな時に梅木さんに話を聞いてもらっている時のことを思い出しました。
■学校教育で従うことをすり込まれた
 しかし、入社した時からずっと梅木さんとは違う派閥やグループの人たちは、梅木さんのやってることは間違っている、あの人が従業員代表(36協定締結の為の従業員代表)になったら仕事ができなくなって会社が潰れる、残業が一切できなくなる、などのようなこと散々言われてきました。
 今までは特に気に止めることもなく会社の言うことを聞いていましたが、ここが私の大きな間違いでした。勤めている会社の管理職や上司、先輩の言っていることだから間違いない、とか従わなくてはいけないなどと、まるで学校の先生と生徒のような関係になっていたのです。学校教育では、先生の言うことは絶対で従わないと叱られますよね。周りの輪を乱すなと言われますよね。叱られるようなことをすることが間違い、意見をすることが間違い、と9年間すりこまれていたんです。このように少なくとも小・中学校の9年間で、まるで文句を言わないすべてに従う労働者を生産するような教育が行われているな、とその時に私は思いました。
■加入しない理由がないと気づいた
 今いろんな情報がいつでも取れるようになったこの時代、一度ネットで労働組合のことを調べてみてはいかがですか? 間違った情報がかなりありますが、ほとんどメリットしかないことがわかるはずです。組合に入る前にメリットとデメリットを考えてみました。私が考えるに、負担は毎月の2、3千円の組合費くらいですよ。
 会社で孤立するとか、会社によく思われないなどと書いてありますが、そこは全く気にする必要がないことだと思います。ただの感情論ですし、そもそも会社に何しに行ってるかですよね? より多くのお金が稼げれば良いですよね? 誰かが自分を好きとか嫌いなんて言うものは自分ではどうしようもありません。信頼し合ってる仲間だったら、それくらいで離れていったりもしないと思います。
 そして実際加入してみて感じたメリットは、我々の要求を通してもらったり(昇給などを含めた労働条件)、上司や周りの態度が一変し、きちんとした労働者として扱われる様になりました。
 今までとは違い、無茶なことは言われなくなりますし、小馬鹿にするようなこともなくなり、逆に気をつかってもらえるようになりました。
 皆さん、組合、ユニオンと聞くと何か怖いやめんどくさいなどとお考えかもしれませんが、加入という決断をして行動してみてください。劇的に人生が変わりはじめます。行動しない人こそ、愚痴ばかり言っていて何も変わりません。結局、行動しなければ何も未来は変わらないことに気がつきました。
 私は体験しましたが、決断を間違えると大変なことになります。田口運送グループユニオン(プレカリアートユニオン田口運送・都流通商会支部)は助け合いの力で団結しています。数は力です。ぜひ、加入して未来を変えましょう。それは、あなたに返ってきます。親としても子どもたちに手本を示せればと思っています。次は、組合でお会いしましょう!
 S(組合員)

 

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