今年６月、医療機関で働く労働者、デイサービス、特別養護老人ホームなどで働く労働者のための、プレカリアートユニオン介護支部（通称：介護ユニオン）を結成しました。
労働組合は、働く者（管理職でも大丈夫）が経営者と対等に話し合い、会社で働く上で起きる、または起きた問題を解決していくために法律で守られた組織です。今、職場で問題を抱えている労働者が、これを読んでいるあなた一人でも大丈夫。私たち労働組合に加入すれば法的（労働組合法）に守られ、権利行使を出来る立場になれるのです。どこに行っても同じとあきらめる前に、相談してください。
プレカリアートユニオン TEL03-6276-1024 info@precariat-union.or.jp
※会社のＰＣからはメールを送らないでください。
なっとくのいく介護はできていますか？
あなたは今の仕事でなっとくの出来る業務と待遇を得ていますか。介護の仕事は、社会を支え、困難を抱える高齢者、障がい者が安心して暮らせる環境を守る専門的な仕事です。しかし、その待遇は低いままにされています。
介護報酬が増額されないなど大きな問題はありますが、介護保険制度の改善を待つだけでは状況は改善されません。私たちの生活改善はまったなしの課題ではないでしょうか。
あなたの職場は大丈夫？ 労働条件チェックリスト
いつもギリギリの人員で、利用者のために休憩もろくに取れないなかで働いていませんか。
交代勤務の時に引き継ぎなどでサービス労働をしていませんか。
ぎっくり腰などの怪我で仕事を休むことなどはありませんか。
急な欠員などが起きた時に少ない人員で現場を支えていませんか。
生活を維持するのにギリギリな賃金水準に耐えていませんか。
暴れる利用者に対応するなかで怪我をしたことはありませんか。
残業代や深夜割増、休日割増はきちんと計算されていますか。
（残業代２５％増し・深夜労働＜２２時から５時＞２５％増し・休日労働３５％増し）
雇用／労働保険／社会保険は適用されていますか。
仕事にかかる費用を負担していませんか。（訪問介護の際、使用する自転車の修理代など）
現場から現場への移動時間が無給になっていませんか。
働く上での約束事は守られていますか？
上記問題の多くは法律違反です。職場の常識に甘んじずに声をあげればすぐに改善される問題がほとんどです。私たち労働者は会社の決まりごとではなく、法律の縛りを最低基準に雇用契約を結んでいます。法律違反は改善させ、その上で法律以上の権利を獲得する。これが労働組合の役割です。どこに行っても同じだと諦めず、自分達の職場で待遇の底上げをめざしませんか。
加入するとあなたの抱える問題が解決できます
労働組合は、会社と話し合いを通じて問題の解決を図ります。労働組合というと闘う組織という印象を持たれる方も多いでしょう。しかし、実態はお互いに道理を尽くして話し合い解決をはかっています。私たちの仲間は、上記の問題を話し合いを通じて解決し、更に賃上げや、教育訓練補助などの成果を得ています。
みなさん、働く上で問題（突然解雇された・賃金を払ってもらえない・事業所が閉鎖、または売却されたなどを含む）を抱えていたらぜひ、私たちにご相談ください。個人では解決出来ない問題も労働組合をつくる、または個人で加入することで解決できます。私たちは、みなさんの相談を聞き取り、どのような問題があり、どうすれば解決できるかをアドバイスします。
プレカリアートユニオン・介護ユニオンは日本最大の労働団体である日本労働組合連動（略称連合）傘下の全国ユニオンに加盟し、行政とも交渉を行いながら働く者の待遇、権利の向上を目指して活動していきます。
