プレカリアートユニオンブログ

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東洋テック株式会社と和解!企業内組合を脱退してもプレカリアートユニオン組合員は解雇または不利益な取り扱いをしないと会社が確約しました

 東洋テック株式会社に団体交渉を申し入れたところ、企業内組合との二重加盟であることを理由に、会社が団交を拒否したため、10月19日に東京都労働委員会に不当労働行為救済申し立てをしました。このたび12月8日、東京都労働委員会東洋テックと和解が成立しました。会社は、企業内組合である東洋テック労働組合を脱退してもプレカリアートユニオン組合員は、解雇または不利益な取り扱いをしないと確約し、誠実に団体交渉を行うと約束しました。

 東洋テック株式会社には、企業内組合である東洋テック労働組合と、未払い賃金請求訴訟の原告を中心とした少数派組合である東洋テック労働組合が存在しました。今年2015年8月、東洋テック労働組合プレカリアートユニオンは、組織の統一合併について合意し、プレカリアートユニオン東洋テック支部(通称:東洋テックユニオン)が誕生しました。
 新支部の組合員は、2014年7月、御用組合である企業内組合の支援が得られないまま、残業代請求の集団訴訟を行っていました。その後、2014年8月に東洋テック労働組合を結成しましたが、会社が誠実に団体交渉に応じないといった問題が発生したため、より力強く闘うため、プレカリアートユニオンの支部となったものです。

 このたび、会社は、企業内組合である東洋テック労働組合を脱退してもプレカリアートユニオン組合員は、解雇または不利益な取り扱いをしないと確約し、誠実に団体交渉を行うと約束しました。改めて会社に対し、未払い賃金の支払い、長時間残業をしなくても生活できる賃金を支払うこと、などを求めて団体交渉を申し入れ、労働条件の維持向上を実現していきます。企業内組合を脱退してプレカリアートユニオンに加入しても、解雇または不利益な取り扱いをしないと会社も確約しました。
 東洋テックで働く皆さん、賃金の減額、残業代の未払い、職場の確保、不透明な組合運営について疑問や不安を持っていませんか。相談・お問い合わせは、秘密厳守・相談無料、誰でも1人から加入できる労働組合プレカリアートユニオンに遠慮なくお寄せください。会社や東洋テック労働組合がこう言っているが、本当だろうか、という疑問についても、丁寧にお答えします。

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