プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

8月3日(土)、希望と勇気!レイバー映画祭2019に集まろう/映画『アリ地獄天国』の完成初上映

プレカリアートユニオンの取り組んだ争議を追ったドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』の完成版が、初上映されます。

【以下、レイバーネットウェブサイトより】
希望と勇気!レイバー映画祭2019に集まろう
8月3日(土)田町交通ビル6Fホール
「シュレッダー係」に追いやられた青年のドキュメンタリー『アリ地獄天国』の完成初上映。「フランス黄色いベスト、韓国、沖縄、外国人、労働争議」などマスコミが伝えない「もう一つの世界と日本」を描いた作品を上映します。ことしも「希望と勇気」いっぱいのレイバー映画祭に集まろう!

↓予約受付を開始しました。http://labornetjp.jimdo.com
8月3日(土)10.00~16.50(開場9.30)
 東京・田町交通ビル6階ホール(JR田町駅「芝浦口」徒歩3分)港区芝浦3-2-22
参加費 一般当日 1700円
    前売・予約 1500円
    失業者・障害者(一律)1000円
    学生・20歳以下 無料
主催・問合せ・予約 レイバーネット日本
 TEL03-3530-8588 FAX03-3530-8578
 ネット予約 http://labornetjp.jimdo.com
 レイバーネットHP http://www.labornetjp.org
*映画祭を応援してください。基金カンパを歓迎します。またチラシ配布の協力者も求めています。→labornetjp@nifty.com
<プログラム>
9.30 開場
10.00「ストライキ前夜」(韓国・106分)
11.50 休憩40分
12.35「外国人収容所の闇~クルドの人々は今」(40分)
13.20「植民地支配に抗って~3.1朝鮮独立運動」(25分)
13.50 ショートプログラム~世界から日本から(60分)
ユニクロ払え!~インドネシア縫製労働者」
「フランス・黄色いベスト運動」
「沖縄・宮古島ではいま」
「自販機ユニオンのストライキ
「ユナイテッド乗務員のたたかい」
「連帯が来なければよかったのに・・」
14.50 休憩10分
15.00「アリ地獄天国」(98分)
16.50 終了
 終了後、ビル裏の公園にて二次会
・各作品上映後に制作者・関係者のミニトークあり。
・会場内でのフード販売はありません。
・プログラムは変更することがあります。HPでご確認ください。
・全作品をご覧になれます。出入り自由。

<作品紹介>
●『アリ地獄天国』監督 : 土屋トカチ 2019年/98分 ★初公開
 これは来る日も来る日も粉塵の舞うシュレッダーの仕事をしいられた青年のたたかいの記録である。それが懲罰として2年もつづき、青年は3年間たたかった。かれの孤独な姿を、道をへだててビルの窓のブラインドの隙き間から撮ったのが土屋トカチ監督で、そのドキュメンタリー『アリ地獄天国』がついに日の目をみることになった。
 映画は、青年が会社側の非道な扱いに抗議して、職場の隅に追いやられながらも、自らの意志を貫きとおし、人間としての尊厳をかちとるまでを描いている。会社は全国的展開をしている「アリさんマークの引越社」で、従業員は約4千人もいるが、組合はなく低賃金で深夜まで働かされている。そこで青年は一人でも入れるプレカリアートユニオンに加入する。委員長は小柄な女性なのに堂々としていて、喚きたてる会社幹部に「静かにしなさい。話をききなさい」といさめる。その凛とした声がいい。
 監督の土屋にはかつて過労自殺の友人を救えなかった負い目があった。かれはそれを胸に秘めて二人三脚のようにして青年を撮りつづけ、この傑作を生み出した。今どきの若者らしい本音が出てくるシーンも新鮮だ。(木下昌明)