プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

妊娠を上司に報告すると「勝手に妊娠しやがって迷惑」。中絶を促す発言など苛烈なマタハラを繰返す、「経営戦略研究所」にご指導を

妊娠を上司に報告すると「勝手に妊娠しやがって迷惑」
挙げ句には中絶を促す発言など苛烈なマタハラを繰返す、「経営戦略研究所」にご指導をお願いします

経営戦略研究所は、中小企業の総合コンサルタントを行う任意団体です。中小企業の安定成長をサポートするこの団体内では「バカか」「アホ」「死んじまえ」「残業100時間で自殺するような奴はさっさと死んじまえ」など怒号が飛び交い、「子どもを持つなんて今の時代贅沢品を買うようなもの。高級外車とかブランド品を持つのと同じなんだから自己責任なはずなのに手当や保護が受けられるのはおかしい」といった信じられない発言が繰り返されるなど、セクハラ、パワハラ、マタハラが蔓延していました。
2016年10月上旬、ある女性従業員が妊娠を報告すると「おめでとう」という言葉をかけるどころか「子育てしながら働くという形態はうちではなじまない。他にもっといい職場があるのでは。大企業くらいにしか余裕はない」などと、妊娠した従業員をやめさせようとしました。翌日には、妊娠を報告した従業員を個別に呼び出し中絶を促す発言で労働者を追い詰めました。

また10月下旬、別な上司に妊娠の報告を行った際には「何考えているんだこのバカ!」「入って一年も経っていないのに!」と罵倒しました。その際、従業員はあまりの剣幕に「妊娠して申し訳ありません」としか述べることができなかったそうです。

・胎児の命が危険になるほどの苛烈なマタハラ
その後も「あなたはこれから産休でいなくなるのだから、せめてその前は、若手で交代に土曜日出勤していたシフトを全部あなたが出るべき」と、妊婦の負担を軽減するどころか、ほぼ毎週6日出勤を強いるなど、嫌がらせは止むことはありませんでした。妊娠した従業員は日々「勝手に妊娠をした悪者」というレッテルを貼られ、あまりに苛烈なマタハラの中、これまでに経験したことのないめまいと頭痛、腹部の張りといった症状が生じるなど、心身の健康を蝕まれていきました。

妊娠30週目、検査をすると胎児の生命の危険があることがわかり、その場で緊急入院。帝王切開で出産するに至りました。子どもは、仮死状態で生まれ、全身に点滴や輸血チューブ等がつながれ、顔も見られない状態で生まれてきました。
そういった状況の中、この従業員が育児のために労働時間についての配慮を申し出ると経営戦略研究所は、「上司の命令に従わなかった」としてあまりに不当な「けん責処分」を下してきたのです。
このような信じがたいマタハラを、際限なく繰り返す経営戦略研究所を正すため、皆様のご指導をよろしくお願いいたします。

就業環境を悪化させる発言の数々
バカか アホ 死んじまえ
残業100時間で自殺するような奴はさっさと死ね
貧乏人の子供は餓えて死ねばいい
税金払ってない人間に選挙権与えるな
福島なんてどうせ復興しないから復興税とか無駄
(妊娠を報告すると)何考えているんだこのバカ!
時短勤務とか、うちはやってない
……等々


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経営戦略研究所
所長 髙畑省一郎
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