プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

東洋経済オンライン(2020/04/15)にプレカリアートユニオンが取材協力した記事が掲載されました

東洋経済オンライン(2020/04/15)にプレカリアートユニオンが取材協力した記事が掲載されました。

【「まず、着替えは必要な業務なので遅刻ではありません。それから、調理補助は委託業務なので委託元の調理師の指示は受けられません。偽装請負になってしまいますから。(苦情には)なにひとつ正当性がなく、(雇い止めには)応じられません」】

【「『ブラック職場』をとことん経験してやろうと思ったんです。意地もあったかもしれません。ユニオンに入った理由ですか? 会社に話し合いに応じる義務が生じるからです。私が1人で会社に抵抗しても、会社から『嫌なら訴えれば』などと話を打ち切られたら、どうしようもないんですよね。でも、ユニオンに入れば、個人でも会社と対等に交渉ができます」

現在、ハルオさんは、自分の問題の解決にかかわったユニオンの専従職員となり、労働相談を受けている。働きながら資格を取ることは容易ではなかったが、早々に社労士の知識が生きることになった。大学卒業以来続けているベースの演奏などによる収入を合わせると、月収は30万円ほどだという。

年度の変わり目に加え、新型コロナウイルスの影響で、相談者は増えている。ハルオさんには、電話や訪問による相談の合間を縫って話を聞いた。1歩も引かず会社と渡り合ったタフさとは対照的に、終始柔らかな物腰で話を聞き出す姿を見ていると、労働相談はハルオさんに向いているのかもしれないと思う。】

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