解雇問題について交渉していた大手ファッションブランドと和解しました。
和解を迎えて 当事者の思い
問題解決に向けて必死に向き合っていたら、あっという間に3か月弱が経過していました。今日こうして、無事に和解に辿り着くことが出来、心から安堵しております。
事の始まりは、4月某日に突然、人事担当者と本国の部署ディレクターに「2週間後に解雇」と通告されたことでした。新型コロナウィルスによる売り上げ低迷は、小売業が抱える問題としてもちろん理解しておりましたが、だからといって、理由なし誰でも解雇していいかというと、決してそうではありません。会社に対し理由の説明を求めても、「新型コロナウィルスによる業績不振」とだけ言われ、どうしても納得がいかず、どうにかして解決する方法は無いかと色々調べ、辿り着いた先はプレカリアートユニオンでした。
私の抱える問題に、ユニオンはすぐに対応して下さり、そこから会社との闘いが始まりました。組合のみなさんは、他人事ではなく、自分事として私の問題を捉えてくださり、協力をしてくださいました。仲間のために闘うこと、労働者としての権利を当たり前に主張することを目の当たりに出来たことは、私の人生の中で、貴重な経験でした。
とりわけ外資系企業では、私のようなケースに陥ったとしても、「外資あるある」で済まされてしまったり、泣き寝入りをしてしまったりする場合が多いのではないかと感じます。しかしながら私は、「本国」の指示よりもまず、日本の労働法が遵守されるべきであると考えます。このことに重点を置き、アクションを起こし、会社の対応を仰ぐことに、意義があることを、今回の私のケースを通じて、伝えることができたら、と思っていました。
今回、納得のいく結果を出せたことに、大変嬉しく思っています。
どうか、納得のいかない「解雇」に遭ってしまった労働者のみなさんには、ご自身の権利を最大限に主張いただきたいと思っています。
依然として新型コロナウィルスの影響により、新たな活躍の場を見出すのは難しい状況ではありますが、気持ちの整理がをつけ、前向きに、今後の人生を考えていけそうです。
プレカリアートユニオンのみなさま、本当にありがとうございました。
労働相談は 誰でも1人から加入できる労働組合
プレカリアートユニオン
〒160-0004東京都新宿区四谷4-28-14パレ・ウルー5F
ユニオン運動センター内
TEL03-6273-0699 FAX03-4335-0971
ウェブサイト https://www.precariat-union.or.jp/
ブログ https://precariatunion.hateblo.jp/
メール info@precariat-union.or.jp