プレカリアートユニオンブログ

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自転車が安全に走れる道路は平等・民主的。自転車生活のススメ【いなばの生活力向上計画・第22回】

【いなばの生活力向上計画・第22回】

自転車が安全に走れる道路は平等・民主的。自転車生活のススメ


 毎月生活力に役立つ情報をお伝えするこのコーナー。今回は自転車についてです。電車やバスで移動しているいつもの目的地への移動を自転車移動に変えてみませんか。健康にいいだけでなく経済的で、そして、都市部などでは時として公共交通機関などより短時間で移動できることも少なくありません。
■環境に優しく経済的な自転車は生活の心強い味方
 自転車は環境に優しい乗り物です。しかも、健康にもよく経済的です。この経済的という点がポイントです。環境に優しい取り組みは経済的にもメリットがあることでより継続がしやすいものとなります。
 駅までのバス代が往復で400円、駅前駐輪場の値段が1日100円と仮定するとその差は300円。1ヶ月に20日出かける場合6000円の可処分所得が生まれます。電車での移動も自転車に置き換えるならばその差は更に大きくなります。ダイヤに縛られることなく自分のタイミングで出発し自分のペースで移動することができます。寄り道などもしやすくなるため買い物なども含め時間の短縮に繋がることもあります。
 地域や自治体によって自転車を取り巻く環境には差違があり無理をして使うことをお勧めはしませんが、もし「何か運動してみようかな」などと思うことがあれば継続しやすい自転車をはじめると運動不足が解消できて少しお金にも余裕ができるかもしれません。
■世界の自転車事情と課題を知る1冊を紹介
 さて続いて、『世界に学ぶ自転車都市のつくりかた 人と暮らしが中心のまちとみちのデザイン』(学芸出版社)を紹介します。日本自転車大使館、バイシクルエコロジージャパン、自転車活用推進研究会に所属する宮田浩介氏と、早川洋平氏、南村多津恵氏、小畑和香子氏による共著で、社会課題解決のために世界の各都市がどのような取り組みを行いどのような成果を出しているかを紹介し自転車での移動・生活がしやすい街作りを考えるヒントになる1冊です。
 読んで1番に感じることは、普段当たり前のように暮らしている車中心の社会がいかに民主性を欠き不平等であるかという点です。日本では当たり前のように自転車レーンを路駐の車が塞ぎそれが安全を妨げ、自転車での移動のハードルを上げています。
 自転車は「持たざる者」の移動手段です。殺傷能力すらある自動車の優遇が当たり前になっている現状は、強い者のみの利益が優先され弱者が切り捨てられる社会情勢と重なるものがあります。
 稲葉一良(書記長)

 

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