プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

田口運送グループユニオンコラム「ちょっと聞いてよ」その33「なくならない給料天引き NO!といえばクビなの?!」

 100年に1度の大雪大災害。閉じ込められたり、走行不能になったドライバーの皆さん、大変おつかれさまでした。大雪に翻弄されましたね。ブログ・コラムをご覧の皆さん、このようにトラックが止まったり、運行予定が遅れたりすると我々の生活が大混乱をしますね。スーパーに商品が並ばず日常生活が脅かされることを実感されたと思います。
 今回は、大雪の災害ということでしたが、近い将来、ストライキが起きたり、ドライバーの数が減って本当にトラックが止まる日が来るかもしれません。それだけ、トラックドライバーの労働環境が変わらず大変なことになっています。
 会社は、なんだかんだと理由をつけて、給料から色々なものを勝手に引きます。商品事故の弁償金(弁金などとキャッチーな言い方をして勝手に引いていますが、法律違反です)は無くならず、依然支払いに応じるドライバーが大勢います(払う必要はありません。プレカリアートユニオンのドライバーズユニオンまでご連絡を電話03−6276−1024)。
 なかでも、一番勝手に引かれるのが高速道路の使用料金です。ドライバーの無知につけこんで、勝手に引かれますよね。これは、ダメです。納得する必要はありません。ほとんどの会社はETC利用で高速代金を後納しています。その支払いについては、これだけの割引があるんですよ。知っていますか?
ざっとですが、①会社間乗り継ぎ割引 ②放射道路端末割引 ③埼玉線内々利用割引 ④中央環状線迂回利用割引 ⑤羽田空港アクセス割引 ⑥大口・多頻度割引(物流事業者向けの割引で、車両単位割引・契約単位割引があります) ⑦環境ロードプライシング割引 などがあります。ご存知でした?
 高速の入り口のETC利用認識表示板に表示される金額がそのまま請求されるわけではないんです。知りませんでしたよね。
 業務終了時にETCカードの利用明細をプリントアウトしますよね(長距離の方はSAやPAでプリントアウトしますね)。ドライバーの知らない間で割引がおこなわれ、我々ドライバーにはそっくりそのままの金額で払わされる。こんなのずるいですよね(今だに、償却制度の給料システムをしているところがありますが、違法です。すぐにご相談を)。
 こういうことは、やめさせましょうよ。嫌だといえない仲間は、払い続けています。これは、イジメですよ。残業代の未払いや商品事故の給料天引きや仕事や職場での理不尽をなくしましょう。あなただけの問題ではなく、職場の後輩やあなたの子どもたちが安心して働ける未来の労働環境を作りましょう。あなたならできます。さあ、明日から。


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