プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

明豊物流(株)労働者代表選挙で組合員の女性ドライバーが奮闘

 今の会社に入社して5年が過ぎ、会社に対しての不満はあふれるほどありました。毎日仕事で疲れるより、精神的苦痛の大きいなかで働いていました。特に、壊れているトラックで配送に行かされたり、私用で休めば文句を言われたり、サービス残業を強要されたり、深夜と昼間の給料が同額だったり、3か月間休みなく月に450時間も働かされている人もいました。何度も辞めようと思いましたが、後輩とともに会社を正そうと決意し半信半疑ではありましたが、2013年9月にプレカリアートユニオンに加入しました。
 すると会社は、病気の両親に仕送りするため、基本コースに1コース増やして働いていた後輩の仕事を減らしました。周りの従業員が私たちを見る目も変わりました。しかし、団体交渉を重ねるにつれ、会社側も要求を受け入れ、社会保険への加入、健康診断の実施、深夜割増の支払い、残業代の支払いなどが実現し、待遇が改善されました。車両の整備もすぐに対応するようになりました。後輩が、組合加入後に減らされた手当の支払いでも和解できました。会社は、組合からの指摘を受けて、運送業を営む上で必要な緑ナンバー(営業ナンバー)取得もしました。
 そんななか、7月に労働者代表選挙に出馬することになりました。私に投票してくれるのは、後輩の1票だけだと思っていました。開票の時、私の名前が続けて読み上げられ、私自身びっくりしました。結果は、私が8票、係長12票、無投票7票でした。当選できなかったけど職場の8人の人が、組合員である私を支持してくれて、今まで辞めずに頑張ってきてよかったと思いました。組合って、ものすごくおっきいです。
■組合員

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