このたび、9月19日に第4回定期大会(第5回大会)をユニオン運動センターにて開催しました。多くの来賓に出席いただき、また、全日本建設運輸連帯労働組合、全労働省労働組合、東京東部労働組合をはじめとするナショナルセンターの枠を超えた労働組合の皆様、全国ユニオンに加盟する仲間の皆様、労働弁護士の皆様より、心強い激励のメッセージをいただきました。
記念講演では、日本労働弁護団常任幹事の棗一郎弁護士から、安倍政権の雇用破壊政策の中味とそれを食い止めるために何が必要か、お話をしていただきました。
プレカリアート(不安定な労働者)である非正規雇用も若年正社員も、職場に仲間を増やして労働条件の維持向上に取り組もうとプレカリアートユニオンを結成したのが、2012年4月。結成から3年半を迎えた本大会で、組合員は170人となりました。
引き続き、来年の定期大会までに組合員300人を達成し、ブラック企業に泣き寝入りしない仲間を増やし、運送会社・引越会社の固定残業代制悪用、弁償金問題と闘う裁判に勝利し、運輸・引越、介護、サービス業で働く仲間を重点的に組織します。
さらに、多様な仲間の参加によって組合活動を活発化させるため、執行委員会役員の3割以上を女性が担うよう女性リーダーを育て、セクシュアルマイノリティ労働相談に積極的に取り組みます。コミュニティー・オーガナイジングを活用して、仲間自身の力を高め、闘争力と活力のある組織を作っていきます。
定期大会や懇親会では、たくさんの勝利報告と争議報告をしてもらいました。改めて、会社や職場で最も勇気のある仲間と活動できることを誇りに思います。職場で困難に直面したみなさんが、すでに持っている力に気付き、勇気を持って、仲間とつながってより強い力を使うことができるよう、全力を尽くします。新年度も活き活き活動していきましょう。