「まさか我が身に現実として起こり得るとは」
私が「2日後に解雇」という急激な現実を突きつけられてから全ては始まりました。
今まで会社のなかで、理不尽な扱いを受けている従業員、歯を食いしばりながら退職していった従業員などを数多く見てきましたが、まさに「明日は我が身」、自分自身に降りかかってきたのです。
私が勤めていた会社は一応、某メーカーの看板を背負っていましたので、社会的認知度はある会社でした。そのような会社は建前や体裁上、外ヅラは良く見せたがるので、今社会でいろいろと白羽の矢が立つ「残業代の未払い」や「違法労働時間」の部分では、私自身は不満を感じたことはありませんでした。しかし「ブラック企業」とは必ずしも前述の二つのみに該当するわけではないと私は思います。「蓋を開ければ中は腐っている」ことの方がどちらかというとどこの会社にも蔓延しているような気がしますし、それが理由で「望まない退職」を選択させられてしまっている現実も労働者には数多くあると思います。私はその理不尽な事実を打開するため、会社に言われるがままの退職は選ばすプレカリアートユニオンに加入し不当解雇と闘う決意をしました。
結果、会社側は解雇は撤回し、今回の一件に対し遺憾の意を表し解決金を支払う、という結果を得ることができました。私自身もこの会社にしがみついているよりは新しい世界に行くことに合意しましたが、プレカリアートユニオンに加入し「望まない退職」と闘うことで、去り方がここまで変わる、いや「変えられる」ことを、一人でも多くの労働者に知っていただきたいと思うようになりました。
最後に、言うまでもなく組合やユニオンは他に数多く存在しますが、私は加入した組合がプレカリアートユニオンだったからこその結果、とも思っています。今回の一件が解決するまでに要した期間は2ヶ月弱、と思っていたより早い早期解決も実現していただきました。いろいろと知識を下さり、お力添えをしていただいた、小田川さん、そして清水委員長、この場を借りて再度、お礼申し上げます。
S・T(組合員)
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