いなばの生活力向上計画 第13回
レシピの覚え方と器について
毎月生活に役立つ知識をお伝えするこのコーナー、今回は番外編的に、毎日の食卓を豊かにする生活の知恵についてお伝えします。たっぷりお金をかければ、素敵な食事をすることができるかもしれませんが、毎日そんなお金の使い方ができる人は限られています。限られた家計の中で無理なくできるアイデアを紹介したいと思います。
■レシピの覚え方~薬味調味料の種類はシンプルに
特に自炊をはじめたての場合、どんなレシピを覚えたらいいのか迷ってしまいます。このときに費用対効果(安くて美味しい)を考えるならば、材料がそこまで多くなく調理の手間が掛かりすぎないものから覚えていきましょう。
当たり前といえば当たり前ですが、まずはこれが大原則です。様々なレシピサイトから調味料メーカーのサイトまで様々なサイトを見比べてみると、同じような料理でも使う材料(主に調味料)に違いがあることに気づくと思います。その中で1番シンプルなもので作ってみて、もし何か味の濃淡ではなく奥行きやアクセントが足りないと思ったら、他のレシピで使われている調味料や薬味などのトッピングを調べて「これが必要」というものを足していきましょう。
買ってはみたものの、なかなか使いどころが分からず持て余してしまう、というのは良く聞く話です。節約の基本は使い切り。シンプルなメニューから少しずつ薬味と調味料の役割・性質・コストを学び、足していくと無駄なく使え、また、何かがないときの代用に何が使えるか当たりを付けるセンサーも育てることができます。
■レシピの覚え方~2つのコースで覚える
そして、レシピは「いつでも安く手に入り保存の利く食材」と「旬の食材を使ったシンプル料理」、この2つのコースで覚えていくことをお勧めします。年中手に入りやすい食材を使ったレシピ数種で安定の定番打線を組み、旬のものを取り入れた料理を入れることで季節感をだすわけです。旬の食材(主に野菜)は鮮度も良く比較的安く手に入りやすいうえに健康効果も抜群です。
季節に合わせてひとつひとつの食材に注目して使い方を覚えていくので、値動きや鮮度の見極めなども覚えることができます。スーパーでも旬の食材は特売の対象になりやすくもっとも効率の良い節約レシピの覚え方の1つといえます。
■器や箸・カトラリーにも拘ってみる
特別に高級なものでなくても構いません。風合いや色味、手触りなど自分が気に入った食器を使うことでも食事の満足感は違ってきます。実際に箸や器の違いは口当たりや舌触りを左右し、味にもはっきりとした違いが出てきます。特にお酒・お茶を嗜む方なら、温度変化の仕方、香りの立ち方、空気との混ざり方等々、酒器・茶器が味に与える影響の大きさを実感している方も多いのではないでしょうか。
食器を買うとき単に値段の安さだけで選んでしまうのはあまりにもったいない。手入れのしやすさなど機能性も含め納得のいくものを買うようにすることで、同じ料理でも味わいや満足度合いが全く異なってきます。食事は五感で味わうものです。器の見た目なども決して無視はできないポイントです。とはいえ、繰り返しになりますが、決して高級品である必要はないと思います。量販店などでもほどほどの値段でちゃんとした食器を手に入れることは十分可能です。
稲葉一良(書記長)
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写真提供:今井明