プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

LGBT理解増進法成立に対する抗議声明を出しました

 LGBT理解増進法が衆院参院共に可決してしまった。この法律の内容や、可決までの変遷を知らない人にとっては、「理解増進」と聞くとLGBTのためになる法律であるように聞こえるかもしれない。しかし実際は、理解とは真逆、むしろ大手を振って差別するための法律だ。
 一体どのような法律なのかというと、大きなポイントは4つだと私は思っている。①トランスジェンダーへの差別やヘイトスピーチ、デマに対し国がお墨付きを与えること、②すべての人には生まれながらに侵されてはいけない人権があるが、LGBTに対しては行ってもいい差別があると定義する、③学校教育や自治体により進めてきた理解増進のための取り組みを規制することができる、④LGBT関連のマーチやプライドを規制することができる。問題点を大きく絞ってみたが一言で表現すると、大手を振って差別をするための法律だと、私は思う。
 こんな法律を通してはいけないと、参院での可決前まで、トランスジェンダージャパンが中心となりデモをし、様々なアクティビストも声を上げてきた。プレカリアートユニオンはこれに対し、賛同を表明した。6月12日、14日、15日の3日間、大雨が降ったり、一部ヘイトも浴びたりしながら、国会前や参議院議員会館前、新宿駅西口に立ち続けた。参加者は、こんな法律を政府から提示させられることによる差別や、今後LGBTQ+にとってどんな「暗黒時代」が来るのか恐怖し、涙を流しながら叫び続けた。
 「LGBTQ差別をやめろ!」「人権守れ!」「トランスライツは人権だ!」
 LGBT理解増進法もとい差別増進法のみならず、日本の人権レベルは危機に瀕している。入管法が改悪されてしまったことやインボイス制度を見れば、いかにこの国が社会的弱者の命と暮らしを軽視しているのかは明らかだ。そんな時代に、ユニオンの活動は非常に重要だ。法律からも差別される社会的弱者を抱き留め、共に闘うことができる。プレカリアートユニオンは6月13日、LGBT理解増進法への声明を出した。闘いはまだ続く。これを読んでくれたあなたも、一緒に闘ってほしいと思う。
 森本ひかる(組合員)

precariatunion.hateblo.jp

 

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