プレカリアートユニオンブログ

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【記者会見動画公開】職業差別、ヘイト文書送付/テイケイの支配介入に1221万円を請求し反訴!

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職業差別、ヘイト文書送付/テイケイの支配介入に1221万円を請求し反訴!/プレカリアートユニオン

プレカリアートユニオンに職業差別、ヘイトスピーチを含む中傷文書を毎週送付し続け、本社前に中傷横断幕を掲げる警備会社テイケイの支配介入に1221万円を請求し反訴しました。

大手警備会社テイケイ(旧帝国警備保障)による労働組合、組合員への職業差別やヘイトスピーチを含む中傷文書送付と、本社出入り口への労働組合への嫌悪をむき出しにした、事実無根の中傷文書掲示に対して1月27日、損害賠償1221万円を請求する訴訟を提起しました(テイケイによるスラップ訴訟と同じ裁判手続きで行うため反訴)。

 東京都庁や官庁などの警備も行う大手警備会社テイケイは、組合員の退職強要問題、未払い賃金問題などについて交渉を行ってきたプレカリアートユニオンに対し、街宣活動に対する抗議などと称して、「雲助」などの職業差別やヘイトスピーチにあたる表現を含む口汚い脅しや中傷の文書を、会社の社名が印刷された封筒で、会社代表者印を押印して送付し続けています。
 これらの「怪文書」は、プレカリアートユニオンの役員だけでなく、組合員個人や上部団体の全国ユニオンの役員にも宛てて、毎週10通ほどが届いており、主な記載内容も、事柄の批判というより、単なる悪口雑言という異常さです。

●関西生コン支部への中傷垂れ幕も
 また、本社前での街宣活動中に、通行人に見えるかたちで組合や組合員を中傷し、「反グレ→反社」「労働運動標ぼうゴロ」などとして名誉毀損にあたる暴言を垂れ幕として掲示し続ています。この垂れ幕には、労働組合に対する不当な刑事弾圧が行われた、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部を、特定の国名を挙げて中傷する記載も含まれています。
 テイケイは、プレカリアートユニオンとの団体交渉を拒否した上、労働組合の正当な街宣活動を「威力業務妨害」などと主張し、根拠があいまいな約1000万円の損害賠償を請求するスラップ訴訟(恫喝目的の訴訟)を起こしています。
 テイケイが行っている文書送付や文書掲示は、労働組合への不当労働行為(労働組合法7条3号違反)及び名誉毀損行為に該当するため、プレカリアートユニオンは、2021年1月27日、東京地方裁判所不法行為に基づく損害賠償を求めて反訴を提起し、同日記者会見を行いました。代理人は、佐々木亮弁護士、鈴木悠太弁護士、高橋寛弁護士(ともに旬報法律事務所)です。

●過去には労使紛争に暴力で介入
 テイケイの常軌を逸した組合攻撃の背景には、経営者の「ネット右翼」的志向があるようです。テイケイの代表取締役高花豊氏は、昭和の右翼活動家、赤尾敏氏の高弟に当たる人物と言われています。赤尾敏氏といえば、戦前から労働運動を弾圧したことで有名ですが、創業時から今に至るまで代表取締役である高花豊氏も、その思想を色濃く受け継いでいるようで、旧社名である「帝国警備保障」であった頃、労働組合の組合員を警備員に襲撃させ、多数のけが人を出したことが国会質問もされたほどです。テイケイは、労働組合としてのまっとうな要求をイデオロギーの闘いに置き換え、組合嫌悪の感情に基づいて、一連の違法行為を行っているようにも見えます。一方で、団体交渉において労働組合と堂々と主張を闘わせるということもせず、見苦しい「怪文書」の送付という残念な対応に終始している姿は、本来の右翼というより「ネット右翼」的です。

コンプライアンスの欠如
 テイケイで働く警備員は、毎週水曜日に勤務実績報告書を支社まで持参させられるにも関わらず、この時間の賃金や交通費が支給されていないため、プレカリアートユニオンは、労働時間に対応した賃金と交通費を払うよう求めてきました。その結果、テイケイは、1日500円の手当を支払うようになり、これ自体は一歩前進と評価できます。しかし、労働組合のささやかな取り組みに、テイケイは嫌悪感をあらわにしてきました。
 当初、組合員数人について、未払い賃金を支払うよう求めて団体交渉を申し入れましたが、テイケイは、組合員たちをホテルに呼び出して、数時間の退職強要を行いました。退職届を書かされてしまった組合員は、現在、地位確認などを求めて裁判でも争っています。組合員に対する退職強要問題と組合などへの「怪文書」送付、中傷垂れ幕掲示については、東京都労働委員会に不当労働行為救済命令申立も行っています。
 労働組合に対する違法行為を行っているだけでなく、オフィシャルな文書として、差別表現を含む口語での罵倒や中傷を送ってしまうこと自体、コンプライアンスに重大な問題があると言わざるを得ません。そんな警備会社に東京都庁をはじめとする公的機関の警備を委託してよいのでしょうか。ぜひ、テイケイに労働組合法違反の不当労働行為をやめるよう、ご意見を寄せてくださるよう、お願いいたします。

【抗議先】テイケイ株式会社(旧名 帝国警備保障株式会社)
代表取締役 影山嘉昭/高花豊
東京都新宿区歌舞伎町1-1-16テイケイトレード新宿ビル(靖国通り
TEL03-3207-8511(代表) FAX03-3232-7404

#NoHateTV Vol.105「国家と正義」でテイケイへの反訴の記者会見を取り上げていた
だきました。
https://www.youtube.com/watch?v=wlDN2sl28tw&t=12m33s&fbclid=IwAR1ojZmXaR49Nl
dB-HJ4HLcw9Psx2NQrkGKpNmNoVKKsA0P_OXQdKfjI88U

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