プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

月210時間以上の時間外労働によりうつ病を発症をした運送会社のドライバーとして働いてきた組合員が、「残業代を請求されたから破産」した会社の代表取締役個人に579万円を請求し、2021年10月、東京地裁立川支部に提訴した裁判で和解!(2022年9月の解決に追加)

月210時間以上の時間外労働によりうつ病を発症をした運送会社のドライバーとして働いてきた組合員が、「残業代を請求されたから破産」した会社の代表取締役個人に579万円を請求し、2021年10月、東京地裁立川支部に提訴した裁判で和解!

 会社は、破産手続きの開始を理由に、プレカリアートユニオンとの団体交渉を拒否。破産管財人は、破産した理由を「従業員から未払いの残業代を請求されたため」などと説明しました。そのため、解決のための話し合いを誠実に行うことなく、労災問題は知らぬふりで、責任逃れのため会社をつぶした代表取締役個人を相手どり、長時間過重労働による労災問題に関する損害賠償を求めて、2021年10月28日付で東京地方裁判所立川支部に提訴していました。請求額は約580万円。代理人は、旬報法律事務所の佐々木亮弁護士、市橋耕太弁護士。
 会社は代表取締役を務める被告のワンマン会社でした。被告には、会社の代表取締役として会社の安全配慮義務違反を放置し、長時間労働の実態を知りながら、「(車が)止まっていること自体が気に食わない」と発言するなど、従業員を追い詰め続けた善管注意義務違反の責任をとるよう求めていました。

※2022年9月の解決に追加します。

 

提訴時の記事→

precariatunion.hateblo.jp