プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

LGBTQの困りごとを解決したい 静岡支部に仲間入りしたじゅん子です

はじめまして、じゅん子です。
私は幼少の頃から性別に違和を感じて育ちました。その思いが最初に感じられたのは、保育園に通っていた時のことでした。同じクラスの中で気になってしまうのが何時も男の子だったのです。その時は明確に‘好き,という感情だったのかは定かではなかったのですが、小学生になって、自然とできる友達は女の子がほとんどでした。

・自分が自分でなくなる
低学年までは女の子っぽい格好で通学していました。それが私の中では普通だったのです。そして、それは高学年になると一変してしまうことになりました。イジメにあってしまったのです。女子っぽい格好の私は、思春期の子供たちにとっての恰好の標的となり、「男おんなだ」と仲間外れにされたり、「お前は女子の方へ行け」と男子からキツイ物言いで追い払われたりと、辛い思い出があります。
中学生になることが、とても嫌だった思い出もあります。私の通学予定の中学校は男子は五分刈り、制服は学ランです。父親はとても厳格な人で、無理やり制服を着せられて五分刈りにさせられて、半ば無理矢理連れていかれたのでした。自分が自分でなくなるのを、受け入れざるを得ない惨めなきもちになったのを忘れることができません。中学の3年間のほとんどは、辛いイジメがつづきました。さらに追い討ちをかける事件が起きました。学校帰りの通学路の途中に電車の操車場があり、人気の無いところを通学していました。残暑が厳しい9月の薄暗いその通学路で性的被害にあったのです。レイプされた私は、未だに性的接触を受け入れることができないままです。
いい出来事もありました。中学最後の文化祭の時に演劇に参加することになったのですが、配役は女生徒に選ばれて、セーラー服を着ることとなったときに、クラスメイトから「いいじゃん、似合っているよ」と声をかけられ、初めて自分が認められたと思えたことです。

・厚い人情に触れて
どうしようもない気持ちのまま、10代を過ごし両親にカミングアウトしたのもその頃でした。当然受け入れられることはなく、行き場を失った私は家を出ました。水商売など職を転々として、その日をやり過ごすのが精一杯の生活を送っていました。
そんな中で、一時期を過ごした大阪で、厚い人情に触れ助けられた経験が元となり、現在沼津市で活動する、若者就労支援サポート沼津での、LGBT当事者の困り事相談を当事者として「じゅん子の部屋」を主催して対応しています。そのなかでプレカリアートユニオン静岡支部長の活動を知り意気投合して、LGBTの労働者の困りごとを専門的に解決していきたいと考えて加入しました。静岡県を問わず、LGBTQの困りごとはじゅん子まで、と言えるように頑張ります。よろしくお願いします。
じゅん子(静岡支部組合員)

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