プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

映画『アリ地獄天国』が各種映画賞受賞。東京渋谷・ユーロスペース東京、田端・シネマ・チュプキ・タバタ等でも公開

アリさんマークの「引越社」と、私たちプレカリアートユニオンが、そして、当該組合員がどのように闘ったかに密着したドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』。各種映画賞を受賞し、2020年10月下旬から、東京渋谷・ユーロスペースで公開予定で、11月1日からは、東京田端・シネマ・チュプキ・タバタ等でも公開されます。

 
 

ドキュメンタリーであると同時に、ブラック企業とのたたかい方のマニュアルの役割も果たしている「見るだけで強くなる」映画。現代の労働環境に対し強烈な問題提起をする本作の終わり方は、必ずしも単純なハッピーエンドではありません。私たちにできなかったこと、残ってしまった問題等も赤裸々に描写しています。しかし、映画を見たひとりひとりに、私たちの闘いの記録を通じて理不尽な社会や職場と闘う「武器」を与えることができる作品となっていることは確かです。ぜひご覧ください。

 

precariatunion.hateblo.jp

『アリ地獄天国』上映情報

www.ari2591059.com

以下、土屋トカチ監督より。

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― ぼく、営業成績トップ。いま、終日シュレッダー業務。なんで?
ドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』 劇場公開

アリ地獄天国 公式ウェブ https://www.ari2591059.com/
ツイッター @ari2591059
ファイスブック AriJigokuTengoku
【予告篇】映画『アリ地獄天国』https://youtu.be/HJlKqMX_IV8

<受賞歴>
貧困ジャーナリズム賞2019 受賞作品
第20回ニッポン・コネクション第1回ニッポン・オンライン賞 受賞
第2回米国ピッツバーグ大学 日本ドキュメンタリー映画賞 グランプリ
門真国際映画祭2020 ドキュメンタリー部門 優秀作品賞

<映画祭>
レイバー映画祭2019 公式上映作品
山形国際ドキュメンタリー映画祭2019 日本プログラム公式上映作品
第15回トルコ国際労働者映画祭 公式上映作品

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<劇場公開>
●渋谷区/ユーロスペース 10月下旬~
http://www.eurospace.co.jp/

●北区/シネマ・チュプキ・タバタ 11月1日(日)~
https://chupki.jpn.org/

●横浜/横浜シネマリン 秋頃、アンコール上映
https://cinemarine.co.jp/

近日公開予定
●京都/京都みなみ会館 https://kyoto-minamikaikan.jp/
●神戸/元町映画館 https://www.motoei.com/

<先行上映>
●9月17日(木) 19時~(開場:18時30分)
場 所:一般財団法人大竹財団 会議室
定員に達したため、予約受付終了。

●9月26日(土) 13:00〜15:30
場 所:HOWS 東京都文京区本郷3-29-10 飯島ビル1階 小川町企画内
参加費:一般=1,500円
定 員:20名(事前予約制) 電話:03-5804-1656 hows@dream.ocn.ne.jp
    上映後、土屋トカチ監督による報告有り。
主 催:HOWS 本郷文化フォーラムワーカーズスクール

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ドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』
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<解説>
ブラック企業」や「ブラックバイト」といった言葉が広く認識され、
大きな社会問題となった。それでも法律を無視し、不当な労働条件や
長時間労働を強いる企業は後を絶たない。大企業での過労死や過労自死
記憶に新しい。政府も「働き方改革」を重要政策とし、労働環境の改善を
求めるようになった。だが、新型コロナウイルスの拡大により先が見えない
状況の中、いまや世界規模で失業や生活の不安が広まっている。

本作は、理不尽な労働環境に置かれた30代の社員が個人加盟の労働組合
加わり、会社の改善を求めて闘った3年間の記録である。

この不安定な世界で、どうしたら働き方を変えて、自らの尊厳を保ち、
生きていけるのか。この映画の鑑賞体験は、あなたにそのヒントと、
変革の勇気をもたらすかもしれない。

<あらすじ>
とある引越会社。社員は自分たちの状況を「アリ地獄」と自嘲する。
長時間労働を強いられ、事故や破損を起こせば、会社への弁済で借金
漬けになるからだ。本作の主人公、西村有さん(仮名)は34歳の営業職。
会社の方針に異議を唱え、一人でも入れる個人加盟の労働組合(ユニオン)に
加入した。するとシュレッダー係へ配転させられ、給与は半減。
さらに懲戒解雇にまで追い込まれた。ユニオンの抗議により解雇は
撤回させたが、復職先はシュレッダー係のまま。会社に反省の色は見られない。

西村さんは「まともな会社になってほしい」と闘いを続け、
次第にたくましく変わってゆく。

本作の監督・土屋は、仕事で悩む親友の自死を防げなかった後悔とともに、
3年にわたる闘いに密着する。生き残るためのロードームービー(労働映画)。
結末はいかに!

監督/土屋トカチ 『フツーの仕事がしたい』
取材協力/プレカリアートユニオン ナレーション/可野浩太郎
主題歌/マーガレットズロース「コントローラー」
撮影・編集・構成/土屋トカチ 構成/飯田基晴 整音/常田高志
企画/小笠原史仁・土屋トカチ 広告デザイン/信田風馬(創造集団440Hz)
制作/映像グループ ローポジション・白浜台映像事務所
配給/映像グループ ローポジション

日本/2019年/98分/デジタルファイル/DCP上映

自主上映会も受け付けます。
ただし、ミニシアターが営業中の町では、
劇場公開を優先させていただくことがございます。ご了承ください。
上映に関する情報やお問い合わせは、https://www.ari2591059.com/ へ。

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