プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

映画『アリ地獄天国』のDVD発売!

 プレカリアートユニオンと大手引越会社との闘いを描いたドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』(土屋トカチ監督)のDVDが発売されました。
 こちらのページから申し込みいただけます。
 

www.ari2591059.com


 書店販売は 太郎次郎社エディタスにて。一般用3500円(税別)、ライブラリー・上映用20000円(税別)。Amazon楽天などのウェブショップでもお求めいただけます。


 映画『アリ地獄天国』に出演している当該組合員からのコメントが寄せられています。

「組合内でパワハラにあったとか意思に反して退職和解を強制されたという事実はない。 3年にわたる闘いを今も誇りに」


 私がプレカリアートユニオン組合員として、大手引越会社との労使紛争を闘った様子を記録したドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』が、公開されました。
 インターネット上で、私がプレカリアートユニオンのなかでパワーハラスメントにあったとか、意思に反して退職和解を強制されたと書いている人がいますが、そのような事実はありません。
 私は、家庭の事情などから、積極的に組合活動に関わることはできていませんが、この3年にわたる闘いを今も誇りに思っています。
 ぜひ多くの方に『アリ地獄天国』をご覧いただき、職場で理不尽なことがあったときの「正しいキレ方」を知っていただければ幸いです。
2021年9月14日
プレカリアートユニオン組合員 西村有

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先日、『アリ地獄天国』のDVDが発売されました。清水委員長に「この映画見たことある?」と言われ、私が「見てません」と答えると、その場にいた稲葉書記長に「何で見てないんだよ」と突っ込まれてしまいました。▼この作品は土屋トカチ監督のドキュメンタリー映画。アリさんマークの引越社で働く西村有さん(仮名)が、通称「アリ地獄」と称される、長時間労働の下で事故を起こせば会社への弁済で借金漬けになる状況を変えるべく、プレカリアートユニオンに相談、加入し、会社のやり方に異議を唱えました。すると会社は、営業でトップの成績だった西村さんをシュレッダー係へと配転。給料は激減し、さらには懲戒解雇まで言い渡され、復職はさせたものの罪状ペーパーなるものをばら撒かれる始末で、復職先はシュレッダー係のまま。西村さんと労働組合は一致団結し、マスコミも取材するなか、社前で街宣を行い、Youtubeで会社の人間の罵詈雑言を言ってくる場面をアップするなどして、この争議を社会問題にまで発展させます。ここまでされても会社は反省せず、あろうことか西村さんの母親の葬儀の日に合わせて、西村さんを誹謗中傷した怪文章を身内に郵送をするという非人道的な行動に出ます。それでも粘り強く西村さんは闘い、営業職へと戻った上で、30人以上の仲間たちと共に取り組んでいた集団訴訟を和解で解決することができました。▼このドキュメンタリー映画は、正しい労働組合の在り方、会社との闘い方を後世へと伝える貴重な資料として、長く残っていく作品だと私は思いました。なんでこの映画を私は見ていなかったのか……これは突っ込まれてもしょうがないですね。

郡山喜行(書記次長)

 

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