プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

特養「えくぼ」(社会福祉法人ななくさ)で支部結成! 未払い賃金問題も解決。プレカリアートユニオンに加入して笑顔があふれる職場に変えよう

 特別養護老人ホームえくぼなどを運営する社会福祉法人ななくさ(武笠真一理事長、埼玉県越谷市七左町6-191-1)で働く仲間たちが、プレカリアートユニオンに加入し、2022年4月以降、未払い賃金の支払い、就労環境の改善、公平な処遇の実現などに取り組んできました。施設長は交代し、2022年12月には、法人側と8人の仲間たちの過去の未払い賃金問題の解決、組合掲示板の貸与を含む、就労環境の改善について多数の改善を合意しました。以下は、合意事項の一部です。
1、1ユニット(利用者10人以内)に対する人員配置の基準を設定。
2、従業員による利用者・入居者への虐待を防止するため具体的な対策を講じること。
3、従業員に法律に則って休憩を取得させ、休憩を取得できなかった場合は、労働時間の賃金を支払うこと。
4、組合員であることを理由に差別的な取り扱いをしないこと。
5、退職金制度の維持。
6、リフレッシュ休暇を特定の月ではなく年間を通して取得することを認めること(年次有給休暇が付与される前の新入職員が安心して働けるように)。
7、従業員に対し、参加が義務づけられている職場の委員会の会議に参加している時間の賃金を支払う。
8、タイムカードに基づいて従業員に1分単位で時間外賃金を支払う。
9、宿直者以外の従業員についても、勤務終了後、更衣室に設置したシャワーの使用を認める。
10、就業規則など諸規定を法律に則って改正する。その際、組合と誠実に協議し、組合員の意見を聞くこと。
11、施設内でユニット内の利用者及び職員に新型コロナウイルス感染症の陽性者が出た場合、勤務した従業員には、2023年1月就労分より危険手当を支給する。
12、非常勤職員に対しても賞与を支給する。
13、定年年齢の引き上げについて組合と協議する。
14、組合掲示板を設置する。
 これらの成果をかちとって、2023年2月1日には、9人の仲間でプレカリアートユニオンななくさ支部を結成しました。
 入居者の待遇改善と職員の労働条件の改善は、表裏一体の課題です。
 先に加入し行動した仲間たちが、「私たちは施設の間違った方針を正しい方へ変え、真面目に働いている人が泣かないですむように施設と交渉しています。皆様の勇気ある一歩をお待ちしています」と、特別養護老人ホームえくぼで働く仲間の加入を心待ちにしています。

 えくぼが見える職場にしたい。
 笑顔があふれる職場に変えよう。
 家族を入れたい、自分も入りたい施設にしよう。

 

precariatunion.hateblo.jp組合員の手記 (社)ななくさの運営する特養えくぼで 労働条件と入居者の待遇改善を実現


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