プレカリアートユニオンの組合員で、神奈川県内のインフラ企業で働くトランスジェンダー女性が、SOGIハラスメント(性的指向・性自認に関わるハラスメント)を原因とする精神疾患について、2022年に労災認定を勝ち取りました。
組合員は、生まれたときに割り当てられた性は男性ですが、性自認は女性。
2010年頃から髪を伸ばし、女性として社会生活を送ろうとしたところ、「髪切らないの?」と笑いながら揶揄され、異動を繰り返されました。2016年には適応障害と診断されます。
さらに、2018年に配属された事業所では、直属の上司から執拗なSOGIハラを受けました。
本人が「彼と呼ぶのはやめてほしい」と明確に伝えたにもかかわらず、上司は「君のことを女として見ることはできない」「女として扱ってほしいなら早く手術しろ」などと発言し、打ち合わせから外すなどの排除も行いました。
その結果、出社できない状態となり、2年半以上の休職を余儀なくされました。
復職をめぐる話し合いの中で、会社は遠方への転勤を示唆。
このままでは仕事も生活も続けられないと感じた彼女は、2021年にプレカリアートユニオンへ加入します。
プレカリアートユニオンは、
・SOGIハラの原因となった職場環境の是正
・加害者との適切な距離の確保
・再発防止策と研修の実施
・金銭的補償
などを会社に求め、団体交渉を重ねました。
その結果、転居を伴わない形での復職が実現し、同時進行していた労災申請も「業務上」と認定されました。長時間労働を伴わないハラスメントだけを理由にした労災認定は、非常に珍しいケースです。
記者会見で彼女は、「録音が決め手だった」と語りました。
SOGIハラに限らず、職場で人格を否定するような発言を受けたとき、証拠を残すことはとても重要です。
この事例は、東京トランスマーチの会場でも大きな話題となり、「職場でも自分として生きていいんだ」と、多くのトランスジェンダー当事者を勇気づけました。
プレカリアートユニオンは、
・トランスジェンダーのトイレ・更衣室利用
・服装や髪型の自由
など、ジェンダーに関わる職場のルール作りにも取り組みます。
もしあなたが、
・性自認や性的指向を理由に、職場でからかわれたり排除されたりしている
・「お前は女(男)じゃない」と言われ、居場所を失いそうになっている
・安心して働ける職場に変えたい
と感じているなら、一人で抱え込まないでください。
プレカリアートユニオンは、あなたの尊厳と働く権利を守るために、一緒に闘います。
『縁辺労働に分け入る』でもご紹介した出来事です。
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