プレカリアートユニオンブログ

労働組合プレカリアートユニオンのブログ。解決報告や案件の紹介など。

『東京新聞』2013年6月5日朝刊にITユニオン組合員が取材に協力した記事

東京新聞』2013年6月5日朝刊にITユニオン組合員が取材に協力した記事が掲載されています。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013060502000185.html
過労社会<下>希望押しつけ無責任 若者に身を守る知識を
2013年6月5日 紙面から

「職場で理不尽な待遇を受けても、仕方ないとあきらめてしまう。かつての自分もそうだった」

 ウェブデザイナー山口猛さん(32)=仮名=は振り返る。東京都港区のIT企業で働いていた三年前、サービス残業を強いられた揚げ句、リーマン・ショックのあおりを受けて解雇された。

 残業代が出なくても当たり前だと思っていた。これが会社なんだと。同僚は月の労働時間が四百時間に及び、うつになった。

 泣き寝入りしなかったのは、後から転職してきた上司の存在があった。上司はかつて個人加盟ユニオンで働いていたこともあり、労働知識が豊富だった。

 「これは違法だ。出退勤の記録を残しておけば残業代は取り返せる」。上司のアドバイスに、在職中からタイムカードをコピーしたり、勤務時間をメモしたりして証拠を集めた。雇用契約の書類は捨てずに残しておいた。解雇後、上司の紹介でユニオンに駆け込み、未払いの残業代を取り戻した。(略)