「日本弁護士連合会第５６回人権擁護大会プレシンポジウムin千葉 あなたは大丈夫？ ブラック企業の傾向と対策」というシンポジウムに出席して、現在、運送業界に蔓延する問題をお話してきました。
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日時：平成２５年９月７日（土）１３：００〜１６：００
場所：千葉県弁護士会会館講堂
主催：千葉県弁護士会 共催：日本弁護士連合会・関東弁護士会連合会
後援：千葉県・千葉市・千葉司法書士会
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当日は、１３４名（主催者発表）の方が参加され弁護士会館の講堂を埋め尽くすほどでした。基調講演としては、ＮＰＯ法人ＰＯＳＳＥ代表・今野晴貴さん（『ブラック企業』著者の講演、対談として今野さん、中核地域生活支援センター「がじゅまる」所長の朝比奈ミカさん、弁護士の黒葛原歩さんのお話がありました。
私はブラック企業勤務者の声としてトラックドライバーが抱える様々な問題を詳しくお話しさせていただきました。残業代がキチンと支払われていないこと（基本給を最低賃金とし、時間外労働の賃金とは性質が異なる職能給・成績給・職別給・安全評価給などを時間外賃金ということにして、就業規則や賃金規定を変更して、つじつまをあわせようとしている）、最低賃金が毎年１０月に上がるが、その一方で手当てを減らして相殺し、給料が上がらないこと、商品事故のリスク（弁償）を負わされていること、これらによって２０代の人材が入社してこないこと、会社が違ってもドライバーどうしで繋がって、仲間作りをしていることなどをお話しました。
参加者の皆さんはとても興味深く聞いていらっしゃいました。このような機会があれば、どこでもお話に行きます。よろしくお願いいたします。
梅木隆弘（ドライバーズユニオン、田口運送グループユニオン＜田口運送・都流通商会支部＞書記長）
